プロフィール

2014年10月11日土曜日

夫婦関係

以下(☆印)は、致知出版社様から頂いたメルマガの一部であります。


夫婦関係ばかりでなく、全ての人間関係に役立つ内容であるように感じます。




この世の中に起こる事象、現象の全てを「ありのままに」に受け入れ、


そのありのままに、受け入れた全てを、


いかに明るく、楽しく、前向きに考え、見出していけるか、


これが非常に大切である様に感じます。




この「ありのままに」。

(大ヒット曲ではないですが。(笑))



[自分自身の身に起こる全ての事象を、

「ありのままに」

、受け入れる。]



大変、難しいことですが一番大切なことですね。

(実践出来る様に日々、顔晴ります。(^^))




いつもの如く前置きが、長くなりましたが、


是非とも御一読の程をお勧め致します。(^ ^)






☆☆☆☆☆
夫を穢すことは
 おのれを穢すことなのですよ


 『女子の武士道』(石川真理子・著)
 


 * * * * *



 緊張と並々ならぬ覚悟で嫁いだ祖母は、
 自分の夫となった男性に対して少なからぬ衝撃を受けました。

 家業を継いだにもかかわらず、
 ぶらぶらと遊び歩いてばかりの放蕩息子。

 帰宅しないこともしばしばで、
 謹直な父親を見て育った祖母にとっては
「こんなあるじが世の中に存在するのか」
 と別世界の人間を見ている気分だったのです。

「最初は驚いてばかりだったけれど、
 だんだんと腹が立ってきましてね。
 いったい私はなんという人間に嫁いでしまったのだろうかと
 目の前が真っ暗になりました」


 結婚してみないとわからないことは、
 たくさんあるものです。

 同じ行動でも結婚することによって受け止め方も
 変わってきてしまいます。

 金銭感覚一つとっても、結婚前は
「気前のいい人」になるかもしれませんが、
 結婚後は「無駄遣いの多い浪費家」となるでしょう。

 恋人時代には「遊び上手な人」だったのが、
 夫となれば「無責任な遊び人」になってしまうかもしれません。

 結婚することによって相手に対する信頼が
 揺らいでしまうようなことは、
 案外、いくらでもあるのでしょう。


 それにしても、祖母の結婚相手、つまり祖父は、
 お坊ちゃん育ちの明治男、まさに「放蕩息子」だったようです。

「信頼してかかろう」という祖母の決意も、
 にわかに揺らぎだしました。

 しかし、あんなに喜んでいた父母を悲しませるわけにはいきません。
 祖母は一人悩みました。


「ああ、そうか、と思いましての。

 私はいつの間にか悪いところばかりを
 見るようになっていたことに気がついたんですよ。

 夫はふらふらしていますが、
 ともに過ごすときはよくいろんなことを
 私に語って聞かせました。

 夢のようなことだ、バカバカしいと思えばそれまでです。
 でも、この人はなにやらおもしろいことをやって
 生きていきたいと切望しているのだ、
 それは悪いことではない、
 むしろ楽しいことではないか、とも思えるのです。

 ならばこれが夫の素晴らしいところ。
 私はそれを支えるべきだと思いました。

 すると心が少しすっきりしての。

 夫を穢すようなことばかり思ううち、
 心が澱んでいたのでしょう。

 結局、夫を穢すことは自分を穢すことでもあったのです」


「人は鏡」といいます。
 人を穢すことは、ほかでもない、
 自分自身を穢すことにもなります。

 まして夫婦という、一対の関係であれば、なおのことでしょう。



 『女子の武士道』(石川真理子・著)致知出版社

☆☆☆☆☆


以上であります。


押忍! 石黒康之

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