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2015年2月22日日曜日

目標設定術

☆印以下は、致知出版社様から頂いたメルマガの一部です。

まさに目から鱗という他ありません!^_^


是非とも御一読の程をお勧め致します。




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言わずと知れた天才打者・イチロー選手。


「シーズン歴代最多安打記録262」
「10年連続シーズン200安打」
「日米通算4000安打」等々、


前人未到の大記録を打ち立て、
世界中のファンを魅了してやみません。


なぜイチロー選手は、
かくも輝かしい成績を挙げ続けているのか。


かつてイチロー選手の専属打撃投手を務め、
最も身近で支えてきた奥村幸治さんが語った
「イチロー選手の目標設定術」とは——。


┌───────今日の注目の人─────────┐


    「イチロー選手の目標設定術」
         

  奥村幸治(NPO法人ベースボールスピリッツ理事長)

     
     ※『致知』2015年3月号
      特集「成功の要諦」より
 

└───────────────────────┘

オリックス・ブルーウェーブ入団3年目、
1994年の時のこと。


イチロー選手は周囲の雑音を避けるため
スポーツ新聞には目もくれなかったが、
私にとって彼の成績は常に注目の的だった。


その中で私が特に注目していたのが、
4月に29本、5月に30本を超えていたヒット数だ。


彼の頭の中にはヒット数についての考えはなかったようなので、
私は何気なく「1か月にヒット30本という目標は難しいの?」と尋ねた。


「その目標いいですね」と、
イチロー選手の返事は早かった。


その目標をクリアするには、1日に1本、
調子がよい時は2本打つことをイメージすれば
決してクリアできない数字ではない。


1日に確実に2本ヒットを打つのは難しくても、
それならできるかもしれないと考えたのだろう。


蓋を開けてみれば7か月にわたるシーズンを経た時点で、
当時の日本プロ野球史上最多安打となる210本まで
到達したのだから本当に驚くばかりだった。


もっとも、イチロー選手は、
常に「1本1本の積み重ね」ということを意識していたので、
210本という数字はあくまで結果にすぎない。


彼が目標設定をする上で、
私と話したことがうまくマッチしたということだろう。


目標を設定するにあたって、
イチロー選手は20代にして既に明確な考えを持っていた。


「奥村さん、目標は高く持ったらダメなんですよ」


初めてこう言われた時、私は正直戸惑った。
なぜなら一般的には「目標は高く持て」と言われているからだ。


彼はこう続けた。


「目標が高すぎて手に届かなかったら、どうするんですか。
 そこで諦めてしまうでしょう。
 それは目標としておかしいんじゃないですか。
 
 まず自分がクリアできるところに目標を設定して、
 それをクリアできたら次の目標を立てればいい。
 目標をクリアするたびに達成感を味わうことで、
 さらにプラスに物事が考えられるようになっていくんですよ。
 
 逆に達成できない目標だったら、
 追い込まれるばかりで何が楽しいんですか」


イチロー選手の言う「楽しい」とは
世間的な和気藹々としたものではない。


勝負の世界において、彼のいう本当の楽しみとは何か。


それは自分自身に欠けているものを一つひとつクリアしていくことで
自分を成長させていくことにあった。


だからこそ、彼はその「楽しみ」を味わいつつ、
いまも成長し続けているのだろう。
 

私がイチロー選手から学んだことの一つに、
努力の仕方がある。彼はいかなる場合にも・・・

   * *

※この続きは『致知』2015年3月号 P54〜P58をご一読ください。


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今日一日、皆様が無事であることを神にお祈り致します。



押忍 石黒康之

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