プロフィール

2015年6月26日金曜日

今日の言葉 稽古

石黒ブログを読んで頂けるご縁に感謝致します。


いつもありがとうございます。


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神奈川県横須賀市にあるオンリーワン幼稚舎。ここでは日本人が培った文化や伝統を子供たちに伝える独自の教育活動が行われています。

本日は園長の志道不二子さんへのインタビュー記事の中から、現在の教育活動に至る上で大きな意味を持つことになった、故・中條高徳氏(アサヒビール名誉顧問)との出逢いの場面をご紹介します。

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——最初はどのような教育を?

テンポのよい保育の進め方などはその頃からのものです。保護者の皆さんに対して心理学を教えたり、お茶を飲みながら相談を受けたりということもやっていましたが、いまの保育のスタイルにするのに大きな示唆をいただいたのは、先年他界されたアサヒビール名誉顧問の中條高徳先生です。

ちょうど園ができる前、致知出版社の『おじいちゃん、戦争のことを教えて』という本を読みましてね。とても衝撃を受けて一度お会いしたいと思っていたところ、私の友人が「東京で中條塾が開かれる。一期生を募集しているんだけど参加しないか」と声を掛けてくれたんです。

——絶妙のタイミングでしたね。

一年間、先生の塾に通わせていただいて、それはそれは多くの学びをいただきました。お食事に連れて行ってくださったり、事務所に伺ったり何かとご縁が深まり、亡くなる少し前も、ご不自由な体で横須賀に足を運んでご講話くださいました。

先生が常々おっしゃっていたのが「教わったことを"そうか"でとどめるのではなく実践してほしい。君なら知行合一ができるはずだ」という言葉でした。

その言葉を何度も復唱する中で、「そうだ。せっかく毎日子供たちに接しているのなら、中條先生の教えをしっかり取り入れて日本の歴史や文化を伝えてみよう」と決断したんです。「教育勅語」を覚え、「君が代」を歌うようになったのは、それからです。

——腰骨を立てる立腰は森信三先生が提唱されたものですが、森先生の教えの影響もあるのですか。

私がまだ幼稚園に勤務していた時、視察に行ったある園で立腰教育が取り入れられるのを見てとても感動し「これだ」と思ったんです。

『修身教授録』をはじめとする何冊もの森先生のご著書を拝読しながら、立腰が人間の心身を逞しくすることを教わったのですが、日々の保育の中でそのことをいつも実感しています。


……オンリーワン幼稚舎での志道さんの取り組みは「我が国の伝統を継承する真の国際人を育てる」は『致知』2015年7月号に掲載されています。

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致知より


拳立て八十三回です。



今日一日、皆様が無事であることを神にお祈り致します。


押忍 石黒康之

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