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2015年8月26日水曜日

今日の言葉 稽古

石黒ブログを読んで頂けるご縁に感謝致します。

いつもありがとうございます。



☆☆☆

一途一心とはひたすら、ひたむきということである。

一つ事に命を懸けること、ともいえる。


あらゆる道、あらゆる事業を完成させる上で、
欠かすことのできない心的態度である。

物事の成就はこのコア(核)なくしてはあり得ない。


イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏は、
ある時若い人たちから成功の秘訣を問われ、
「成功のコツは二つある」と答えて白板に、
「コツコツ」と板書されたという。

コツコツは一途一心と同義である。

その根底にあるのは無心である。

心に雑念、妄念が入っては、
人間、コツコツにはなれない。



人生の先達も一致して一途一心の大事さを説いている。



森信三著『修身教授録』にある言葉。

「真の"誠"は何よりもまず己のつとめに
 打ち込むところから始まるといってよいでしょう。
 すなわち誠に至る出発点は、
 何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。
 総じて自己の務めに対して、
 自己の一切を傾け尽くしてこれに当たる。
 即ち、もうこれ以上は尽くしようがないというところを、
 なおもそこに不足を覚えて、
 さらに一段と自己を投げ出していく。
 これが真の誠への歩みというものでしょう」



その膨大な著作から小社が366語を
選んで編んだ『安岡正篤一日一言』。
その中にも教えを凝縮したような次の言葉がある。

「何ものにも真剣になれず、したがって、
 何事にも己を忘れることができない。
 満足することができない。楽しむことができない。
 常に不平を抱き、不満を持って、何か陰口を叩いたり、
 やけのようなことをいって、
 その日その日をいかにも雑然、
 漫然と暮らすということは、
 人間として一種の自殺行為です。
 社会にとっても非常に有害です。毒であります」



では、どういう生き方をすればよいのか。

「いかにすればいつまでも
 進歩向上していくことができるのか。
 第一に絶えず精神を仕事に
 打ち込んでいくということです。
 純一無雑の工夫をする——近代的にいうと、
 全力を挙げて仕事に打ち込んでいく、ということです」


☆☆☆


致知より



拳立て四十一回です。



今日一日、皆様が無事であることを神にお祈り致します。



押忍 石黒 康之

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