プロフィール

2015年11月27日金曜日

無題

【私は困っていない】


無能唱元氏の心に響く言葉より…


ある大成功を収めた実業家は、

「成功するには、たった一つの秘訣を守れば良い。それは、『私は困っていない』と思うことだ」

と述べたそうです。彼が言うには、


「成功に導くものは、才能でも、努力でも、苦労でもない」

そしてそれは何かというと、その秘訣はとても簡単なことで、「私は困っていない」と思うことだというのです。

「私は、今、別に困っていない」とこう思えたとき、あなたは成功への道を、すでに、一歩踏み出しているのだ、というのです。


これは正に至言(しげん)だと、私は思います。

なぜなら、アラヤ識に収められた願望が実現してこないのは、心が「困ったこと」を抱いていることによる場合がほとんどだからなのです。

「困ったという思い」は、感情を暗くします。

そして、この情念の暗さは、「成功したい」という思念の力を打ち消してしまうのです。


因(いん)の縁(えん)が生起するためには、「陽の思念」と「陽の情念」がドッキングする必要があるのです。

誰しもが、「成功したい」「健康でありたい」などの陽の思念を持っています。

ところが、陽の思念を持ちつつも、同時に何らかの問題を心に抱えているのです。

この場合、その問題が「困ったこと」として、心の中に居住する限り、陽の思念は、陰の情念に滅ぼされてしまい、それは「念力」として、外部に発動していくことはありません。


私たちが、困った問題に出会ったとき、その問題と向かい合って、じっくりと観察し、考えてみれば、実は別に「困ってなどいない」ことに気がつくはずです。

なぜなら、どんな問題があったところで、「それでも、私は生きている」からなのです。

生きている限り、他のすべては問題ないのです。


たとえば、登校拒否の子供を持つ親の立場に立って考えてみましょう。

子供が学校へ行かなくても、親のあなたは、別に困ったりはしないのです。

食事はできるし、住む所もある。

生きていることに差し支えありません。

ただ、子供が学校へ行かないだけです。

人生の他のすべての問題について考えてみると、それらのほとんどは、生死に関係ないことなのです。


また、よしんば、それが生死に関係あることにせよ、死がどうにも逃れ得ざるものなら、それを「困ったこと」として捕え、苦しみ、悩むのは、不幸なことなのです。

なぜなら、人生における不幸の実態とは、心の中に「困ったこと」を抱えていることにほかならないからなのです。


『小さなサトリ』河出書房新社





斎藤一人さんは、困っているのではなく、学んでいるのだ、と言う。

なぜなら、人は本当に困らないと学ばないからだ。


健康にしても、病気になってはじめて、健康法を学ぶ。

会社の経営にしても、倒産しそうになってはじめて、経営について学ぶ。

大勢の前で発表しなければならなくなってはじめて、話し方やプレゼンについて学ぶ。


切羽詰(せっぱつま)ったり、参(まい)ったな、と思ったときは、学びのとき。

だから、「困っているのではなく、学んでいるだけ」。


どんなにひどい問題が起きたとしても、「まあ、生きてるだけでありがたい」と思えるかどうか。

明石家さんまの座右の銘として知られているのが「人生、生きてるだけで丸儲け」。


「困ったことは起こらない」、と思える人には運がやってくる。





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押忍!

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