プロフィール

2016年8月28日日曜日

今日の言葉 稽古

「本来の面目」、「本当の自分」とは
 何であろうか。

 松原泰道先生は、よく坐禅の
「坐」という字を見なさいと言われた。

「坐」という字は、土の上に人を二つ書く。

 これを松原泰道先生は、
「坐るという字に二つ人がいる、
 一つは感情のままに流されてしまう
 弱い自分であり自我である。

 もう一つの人は、この弱い自分、
 感情のままに流されてしまっている自分を
 冷静に見据えるもう一人の自分なのだ」
 と教えてくださった。

 そして、坐禅というのは、
 この自分の中にいるもう一人の自分と
 出会うことことなのだと説かれた。


 ──『致知』連載「禅語に学ぶ」より
    横田南嶺(鎌倉・円覚寺管長)


致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。



拳立て八回です。



押忍                                              石黒康之




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