「いのちの根」
──相田みつを
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼(め)のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなる
*
現象面だけ見たら、非常に悲しいことや
つらいことはたくさんありますが、
それが結局人間というものの
根を深め養ってくれる。
不幸と思えることが
幸福につながる。
つまり不幸も幸福も表裏一体であり、
「しあわせは
いつも自分のこころがきめる」
というのが、父、相田みつをの生涯を貫く
幸福観であったと、私は思います。
──相田 一人
『致知』2000年9月号より
若者の心に届けたい現代の偉人たちの言葉
『現代人の伝記』(致知編集部・編)
致知出版社様メルマガよりシェアさせていただきました。
押忍!
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