プロフィール

2019年1月23日水曜日

3人のレンガ職人

「3人のレンガ職人の話」を知っている方、
きっと多くいらっしゃると思います。

旅人が3人のレンガ職人に対して、
「何をしているんですか?」と問い掛け、
三人三様の答えが返ってくるあのお話です。

では、このお話にはまだ続きが
あることはご存じでしょうか?


致知出版社の人間力メルマガ 2019.1.23
───────────────────
片岡 鶴太郎(俳優/画家)
   ×
朝倉 千恵子(新規開拓社長)

※『致知』2019年2月号【最新号】
※特集「気韻生動」P54
───────────────────

【朝倉】
このことにも深く関連すると思うんですけど、
3人のレンガ職人のお話ってご存じですか。

【片岡】
ぜひ聞かせてください。

【朝倉】
中世のヨーロッパで旅人が3人のレンガ職人に出会うんです。
旅人が「何をしているんですか?」って聞くと、
1人目は「親方の命令でレンガを積んでいるんだよ」
と面倒くさそうに答え、2人目は
「レンガを積んで壁をつくっているんだ。
大変だが賃金がいいからやっているんだ」と答えました。

けれども3人目は「完成まで100年以上かかる
教会の大聖堂をつくってるんだ。
完成すれば多くの信者の拠り所となるだろう。
こんな仕事に就けて本当に光栄だよ」と答えたんです。

3人のやっている仕事は一緒です。でも志が違うんです。
1人目は言われたからやっているだけで、
2人目は食べるために否応なしに働いていて、
2人とも目の前の壁の部分しか見ていない。

けれども3人目は、歴史的な事業に参加して
多くの人を喜ばせたいという目的意識を持って仕事をしている。

しかも、自分が完成を見届けることのできない
100年先を見据えて仕事に取り組んでいるんです。

【片岡】
見据えているものが、他の二人と全然違うわけですね。

【朝倉】
ここまではご存じの方も多いんですけど、
実はこの話には続きがあるんです。

10年後にこの3人はどうなったか。

1人目は相変わらず文句を言いながらレンガを
積んでいました。2人目は、賃金は高いけど
危険の伴う屋根の上で仕事をしていました。

そして3人目は、現場監督として多くの職人を育て、
出来上がった大聖堂には彼の名前がつけられたんです。

私はこのエピソードを読んだ時に、
涙が出るくらい感動したんです。

「これだ!」って。

自分は3人目のレンガ職人になりたい。

教育を通して日本を、アジアをよくしたい。
そして私の後も100年続いていく、
志のある仕事をしたいと思ったんです。

致知出版社様メルマガよりシェアさせていただきました。

押忍

0 件のコメント:

コメントを投稿