ある日の総裁稽古(内弟子稽古)にて、
「いいか、君たちぃ、
ここに、塩と砂糖があるとするよね。
まぁ、
一見、見ただけではどちらが塩か砂糖かは分からないよね。
実際に舐めた(行動した)人間だけが、
塩のしょっぱさ、砂糖の甘さが分かるんだよ!
私が牛と闘った時。
散々、人から誹謗中傷されたよ!
大山の空手はぶち壊しの空手だ、喧嘩空手だと。
しかしな、
人間、実際にやってみなければ、何も分からないよ!
私のことを誹謗中傷する前に、
牛の角でなくてもいい、
せめて、
羊の角でも折ってこいよ!、と。
私の空手(直接打撃制の空手)ははじめ、世間から馬鹿にされたよ!
だぁ~れも相手にしてくれないんだよ、君たちぃ!
世間から、死人が出るぞ、と大反対されたんだよ!
それが、
今ではな、
そんな事(直接打撃制の空手)なんかは初めから分かっていたよ、と、
皆んなが同じことをしているよ!
皆んなが、私の空手の真似をしているよ!
と、いうことでね君たちぃ、
生きている間にな、人がやらなかったこと、
人が出来なかったことに挑戦してみる、やってみる!
それが男の価値ではないだろうか!
無から有を作り出してみる!
そういう人間を私は尊敬します。
また、君たちは、
そういう気概を持った人間、男にならなくてはいけないよ!
一国一城の主にならなくてはいけないよ!
ガッツの精神や!
できないじゃない、やらないんだよ!
できるよぉ~、君たちぃ~
わかったぁーー 」
極真 大山倍達総裁
押忍
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