【目の前のことを淡々とこなす】
小林正観さんの心に響く言葉より…
「自分探しをして三十年、どうしたら本当の自分が見つかるのでしょうか」と質問をする人がいます。
私の答えは、 「今のあなたが本当の自分です」
「今は主婦やOLをしているけれど、本当はもっとすごいことができるんじゃないか」 「違う自分がいるんじゃないか」と思っているため、今与えられていることに対して本気になれません。
全部が中途半端なので本当の自分に出会えない。
「今の自分は本当の自分じゃない」と、今の自分を九十パーセント否定しています。
自分探しをしている人は、探し続けても構いませんが、おそらく出会えないでしょう。
私たちにできることは、本当の自分を探すことではなく、今、目の前のことを、一つひとつ淡々とやっていくこと。
《「もっとすごい自分がいるはず」と自分探しをするより、目の前のことをこなしていくことが大事》
『「今」という生き方』廣済堂文庫
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自分探しとは、
「自分が活躍できる世界はどこだろう?」
「自分の天職(ふさわしい仕事)はなんだろう?」
「今やっていることが本当に一番やりたいことなんだろうか?」
「自分が生きるべき場所はどこなんだろう?」
SNSが発達すると、他人の生活を垣間見るようになる。
すると、今の自分でいいのだろうか?
もっと他に楽しいことや、自分の本当にやるべきことがあるのではないか、と迷うようになる。
他人と比較すると、悩みが始まる。
目のまえのことに集中していない状態だ。
「自分探しの人生」の反対の生き方は、「頼まれごとの人生」や「おまかせの人生」。
自分を探すのではなく、他人の喜ぶことをするという生き方。
それが…
自分の好き嫌いではなく、世の中の流れとしてやる羽目になったらやっていくこと。
何かを頼まれたら「はい、わかりました」とやっていくこと。
小林正観さんは、「何が起こるかわからない」という状態を面白がっていくと、人生がさらに面白い方向に流れていく、という。
頼まれごとや流れに従って…
目の前のことを、淡々とこなし、
「何が起こるかわからない」という状態を面白がれる人でありたい。
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