お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も それはお前に丁度よい
幸も不幸も喜びも 悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は 悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へいこうと極楽へ行こうと いったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく 卑下する要もなく 上もなければ下もなく
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連れの人生 丁度よくないはずがない
丁度よいのだと聞こえた時 憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏
良寛和尚
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