プロフィール

2017年2月20日月曜日

石上十年

教育とは、ある意味においては、
「待つことだ」と言われます。

子供の教育でもそうです。
じっと我慢して、本人が
その気になるまでいかに
待ち続けるかが
教育の一つのポイントだと
言われますが、
まさにそのとおりだと思います。

(イエローハットの創業者の)
鍵山秀三郎さんは10年間
待ち続けたわけです。

社長のオレが
掃除をやっているんだから、
あんた方やれということは
ひと言も言わずに、
ただ黙って10年間、
毎日黙々とやり続けました。

10年たったときに、
幹部の一人がいつまでも
こんなことを社長にだけ
させていたらいけないと、
はじめて気がつきました。

気がつくのに
10年かかったわけです。
しかし、10年待ったという
言い方もできます。

周囲が発意するまで10年かかる。

その10年待つところに、
ある意味においては、
本当の教育のあり方を
教えられているのではないかと思います。



『志のみ持参』(上甲晃・著)より


致知出版社様メルマガよりシェアさせていただきました。


押忍!

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