我々の才智・芸能というものは、もともと属性である。
どんなに立派であっても、どんなに有効であっても、
要するに付属的性質のもので、
決して本質ということができない。
本質というものは、これあるによって人間であり、
これが無ければ人間ではないというものです。
これに付け加えられるものが、属性です。
才智・芸能は有るに越したことはないが、
無いからとて、人間であることに別段、致命的関係はない。
多少才が乏しくても、芸が拙くても、頭が悪くても、
人間であることに差し支えはない。
人間たることにおいて、何が最も大切であるか。
これを無くしたら人間ではなくなる、
というものは何か。
これはやっぱり徳だ、徳性だ。
徳性さえあれば、才智・芸能はいらない。
否、いらないのじゃない、
徳性があれば、それらしき才智・芸能は必ず出来る。
◆20代、新入社員時代に読みたい
安岡正篤師が青年たちのために説いた「人生の大則
『青年の大成』(鍵山秀三郎・著)
致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。
押忍
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