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2019年3月9日土曜日

【薬を止めたい方、止めさせたい方へ…】

向精神薬(=麻薬)を止めるのは本当に大変です。一般的に覚せい剤やヘロインのような麻薬を止める方が難しく大変だ…と考える方も多いと思いますが、実際は向精神薬をる止める方が遥かに難しいのが実情です。

以下は、クスリを止める、止めさせる上で何が障害になるのかをまとめました。これらを知っておくことは必須要素です。

① 薬を止めようとする行為の最初の障害は「薬に対する知識の欠如」です。知らないものを扱うことなど誰も出来ません…。精神薬というものの基本的な作用・影響・性質というものを知る必要があります。
下記の書籍はかなり役に立つと思います。
※【参考】
https://www.amazon.co.jp/dp/4761268972/ref=asc_df_47612689722599350/?tag=jpgo-22&creative=9303&creativeASIN=4761268972&linkCode=df0&hvadid=291688852722&hvpos=1o1&hvnetw=g&hvrand=1585266033857674243&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009333&hvtargid=pla-589770925837&th=1&psc=1

② 次に来る障害は「薬を飲みなさい」「薬は飲んだ方が良い」という医者や周囲の言葉に抵抗できない…ことでしょう。そういう言葉が周りである限り、なかなかやめることは出来ません。そうした言葉が起きないようにするにはそうした人と関係を断つか、自らがより確かな知識を持つことで周囲に理解をもたらすか、をしなければなりません。多くの人がこのレベルで躓きます。

③ そして次なる障害は減薬時に起きる「離脱症状」との戦いでしょう。異常な発汗、震え、幻覚や幻聴、吐き気、攻撃的行為、自死念慮など様々な状況がいつ来るとも知れず襲ってきます。ある人はこれを病気の悪化ととらえてしまうことも多々見受けられます。これをクリアするにはそれ相応の知識と実践が必要です。同時に周囲の人々の献身的な理解と支えが不可欠です。
※【参考】離脱症状を軽減するための方法に関する手引書
http://dntokyo.com/eshop/products/detail.php?product_id=37&seller=yo

④ 離脱症状を乗り越えながら減薬を続け、ようやく薬をゼロに出来たとしても、正確にはそれを以って「断薬に成功した」とは言えません。まだまだ障害が残っています。それは「薬剤性フラッシュバック」との戦いです。薬物は身体に残留します。その残留した薬物が再活性化するときに起きるのがフラッシュバックです。上記の離脱症状同様、異常な発汗、震え、幻覚や幻聴、吐き気、攻撃的行為、自死念慮など様々な状況がいつ来るとも知れず襲ってきます。そしてこれは5年経っても、10年経っても起きるのです。これを起こさないようにするための唯一の方法とは、体内に残留した薬物を徹底的に排出することとなります。ですから「断薬に成功した」ということを正確に定義するなら、ここまで出来てはじめて定義を満たしたと言えるでしょう。
※【参考】この正確なやり方に関しては下記の書物を読まれると良いでしょう。
http://dntokyo.com/eshop/products/detail.php?product_id=92&seller=yo

向精神薬さえ飲まなければかなり容易に問題の原因を発見できたものが向精神薬を飲むことによってそれが困難になり、それだけでなく向精神薬自体の毒性や依存性によって、もはや元々の症状をはるかに上回る身体的・精神的ダメージに見舞われ生活全体が困難になっていってしまいます。それが、実際にこの薬を飲んでいる多くの人たち(約419万人)に起きていることなのです。

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小倉 謙様のFacebookページよりシェアさせて頂きました。

押忍

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