斎藤一人さんの心に響く言葉より…
すべてのものが経済で成り立っているんです。
そのくらい、経済って大事なものなんです。
常に豊かな人ってのはいるんです。
全員が苦しいわけじゃない。
だから、バブルのときだって苦しんでいた人はいる。
それを左右するのは、戦国時代は強ければよかった。
だけど今は経済を勉強しなさいって神が言っているんです。
20世紀までは戦争の時代。
戦争の時代は戦争を学ぶ。
それで人の命のたいせつさを学ぶ。
21世紀は戦争はなくなった。
人の命はたいせつで、もう殺しちゃいけないってことがわかってきた。
21世紀は経済の時代なんです。
だから経済的なことがどんどん出てくる。
で、誰も逃げられない。
日本という国も国家として経済的戦いがある。
会社もある。
わかるかい?
世界じゅうが経済で戦うんです。
経済の戦争が始まるんです。
個人もそれは避けられない。
神は経済を学べって言ってるんです。
大学で教えているような経済学じゃないんです。
会社に行ったらどこのパートよりも返事がいいとか、このパートを雇って得したとか、使いやすい人間になる。
要は得させるんだよ。
得をさせっこなの。
戦争の時代は殺しっこなの。
経済とは得させっこなの。
日本の製品を買って得させればいい。
それができなかったら、韓国の製品へ行っちゃうんです。
人間も同じです。
サラリーマンの人は、30万もらっているひとなら、50万稼げばいいんです。
おいといて得な人をやめさせる会社はない。
よく「私たちは使い捨てにされた」っていうけど、怒っちゃダメですよ。
使えないから捨てられたんですよ。
100万稼ぐ人を30万で使ってやめさせる社長はいません。
だから、50万の価値のある人間、60万の価値のある人間になる。
価値があるっていうと特殊な能力がないといけないって思うんだけど、使いやすいことなんです。
使いやすくて能力があることなんです。
で、使いやすくて、こういう本を読んで勉強をしたり、経済のことを知ってたらもっといい。
「あいつだけは残したい、あいつだけは」って言われるような人間にならないといけないよ。
『仕事はおもしろい 斎藤一人』マキノ出版
今、世界中に感染が拡大しているコロナウィルス。
このコロナ危機は、実は経済の危機でもある。
世界中が鎖国戦略をとり、いままでおし進めてきたグローバル経済、世界は一つという戦略がことごとく否定されることとなった。
病気も、疫病も、震災も、結局は経済が絡(から)んでいる。
国の経済に余裕がなければ、今回のような爆発的な蔓延を防ぐことはできない。
同時に、それによって疲弊した会社を立て直すこともできない。
経済は、自分だけが得しようとすると、必ずどこかで滞(とどこお)る。
それを、京セラ創業者の稲盛和夫氏は、経営には「利他の心」が必要だと言った。
それは、「経済」の元々の意味とも共通している。
「経済」という言葉は「経世済民(けいせいさいみん)」が語源だ。
これは、世をおさめ、民を救う、という意味。
つまり、そこには「利他の心」が必要だということ。
斎藤一人さんは、「経済とは得させっこ」だという。
今こそ、人を、まわりを、得させることを考えるとき。
まさに、利他の心でこの国難を乗り越えたい。
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押忍
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