本日、二つ目の今日の言葉となります。
宜しくお願い致します。
自覚に基づく自由の境涯は、
それが真に究竟(きゅうきょう)的意義を有する時、
これを東洋における世界観人生観の側面より言えば、
まさに立命の境涯というべきでもあろう。
即(すわな)ち自覚即自由の境涯とは、
所謂(いわゆる)随処(ずいしょ)に主となる
現実の絶対肯定の立場であって、
この立場にたつ時、人は一面無限の精進を離れずして、
そのまま一個安立の絶対境に立つことが出来るのであって、
これ所謂 意必固我なきの境である。
ゆえにまたこの立場は所謂 知命の境として、
人間最終の立場であり、随ってまた
哲学的思索においても、その最終的帰結は、
まさにこの一境に在るともいえるであろう。
森信三師の哲学の神髄「全一学」の入門書、ついに復刻!
『恩の形而上学』(森信三・著)
致知より
押忍!
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