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2015年9月6日日曜日

今日の言葉2

本日、二つ目の今日の言葉となります。


宜しくお願い致します。




自覚に基づく自由の境涯は、
 それが真に究竟(きゅうきょう)的意義を有する時、
 これを東洋における世界観人生観の側面より言えば、
 まさに立命の境涯というべきでもあろう。

 即(すわな)ち自覚即自由の境涯とは、
 所謂(いわゆる)随処(ずいしょ)に主となる
 現実の絶対肯定の立場であって、
 この立場にたつ時、人は一面無限の精進を離れずして、
 そのまま一個安立の絶対境に立つことが出来るのであって、
 これ所謂 意必固我なきの境である。

 ゆえにまたこの立場は所謂 知命の境として、
 人間最終の立場であり、随ってまた
 哲学的思索においても、その最終的帰結は、
 まさにこの一境に在るともいえるであろう。


 
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致知より




押忍!

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