国際空手道連盟
極真会館 総本部 内弟子 若獅子寮 寮訓寮則
<若獅子寮 寮訓>
吾が寮は希望に燃える若獅子の寮。
時あらば世界に獅子吼せんと切磋琢磨、努力精進し武道家として全き完成を願う、難行苦行修行の共同宿舎である。
一、 吾々は、難行苦行の修行者として、心の汚れを持たず、常に衣服、室内を清潔に保つこと
一、 吾々は、押忍の精神を保ち、日々刻々何処においても戦場に立つ者の心構えを持つこと
一、 吾々は、良き武芸者たらんがため、文武を通じて、心・技・体を鍛えること
一、 吾々は、何事においても率先実行を旨とし、よりよき模範と指導を心掛けること
一、 吾々は、常に慎重を期し、礼節をわきまえ、武人としての誇りを忘れざること
一、 吾々は、一年で黒帯、二年で準指導員、三年で正指導員となるよう努めること
一、 吾々は、練士、教士、範士の資格を得、国内外における指導者となるよう心掛けること
一、 吾々は、同じ修行者として相和し、事に当たって、武の道人の道を忘れざること
一、 吾々は、力量、技量、速度、跳躍について不断の探求を怠らざること
一、 吾々は、常に薄氷を踏む戦士として、日々の修業を一義とすること
一、 吾々は、初心貫徹のため、青春の気迫を燃焼し、常に宇に挑む姿勢を忘れざること
一、 吾々は、困難を耐え、空手の本義である自己との闘いに打ち克つこと
一、 吾々は、終生を極真カラテ一筋に生き、信仰と信念を持って、社会の範となるように努めること
一、 吾々は、極真カラテの礎となるため、館長の手足となり率先して会館の業務に協力すること
一、 吾々は、寮訓・寮則を遵守し、希望の朝を迎え感謝の夕べを送るよう努めること
<寮則>
一、 寮生は、入寮当初は会館の空気に慣れるため、自主稽古以外はできないものとする
一、 寮生は、入寮後三ヶ月間は無休とし、それ以後一年までは二週に一度の休みとする
一、 寮生は、一年を経た者は週に一度の休みを与えるが、緊急の際はこれを返上し、会館の業務にあたること
一、 寮生は、朝六時半の起床、夜十一時半の消燈を厳守すること
一、 寮生は、寮の秩序を保つため、寮生の中から副寮長を選び、事務局長の下に寮長が置かれるものとする
一、 寮生は、外出の際、必ず寮長に外出先と帰寮時間を申し出ること
一、 寮生は、寮生以外の者が泊まる時は寮長ならびに受付に許可を得て、朝礼に必ず参加させること
一、 寮生は、毎年三月に選考され、四月に入寮式を行い、三年の修業期間を終えた者は三月に終了式を行うものとする
一、 寮生は、三年間の寮生活終了後、最低一年間は本部の指定する海外あるいは国内の研修生として自己の研鑽に努めること
一、 寮生は、入寮年度の規定に従って寮費を納入のこと
一、 寮生は、早朝の合同稽古に全員必ず参加し、道場の稽古以外に絶えず稽古を心がけること
一、 寮生は、毎週一回金曜日の夜、館長との食事の時間を持ち、この夕食会には寮長、事務局長ならびに館長の指名を得たもののみ参加できるものとする
一、 寮生は、週に一度、英会話ならびに精神訓話の講義を受け、教養の向上に努めること
一、 寮生は、掃除、食事を当番制とし、洗濯は自ら行うこと
一、 寮生は、寮の規律維持のため、寮生以外の者の立ち入りを禁じること
一、 寮生は、自分に与えられた業務は、最後まで自分で責任をもって遂行すること
一、 寮生のうち、日常生活、技量の成果において優秀と認められた者および会館に非常な貢献をなしたる者は、これを表彰するものとする
一、 寮生ならびに寮に関する事項はすべて委員会で討議され、館長の裁可を得るものとする。
押忍
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