プロフィール

2015年11月9日月曜日

今日の言葉 稽古

石黒ブログを読んで頂けるご縁に感謝致します。

いつもありがとうございます。




     「人間、この不思議なるもの」

      平澤 興(京都大学元総長)

     ※『致知』2015年12月号
    特集「人間という奇跡を生きる」より
 

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【幸せをつかむ】

人間の一番大きい特徴は、
いろんな困難や不景気の中にあってもですね、
自分は自分として考えて、
そういうものに紛らわされないで、
一つの生活をもつ。


なるほど困る時は困るのでありますが、
ただ困る困ると言うだけではなくて、
それならばいかようにやるかというふうに、
自らの心の生活をもてるかもてないか、
そこのところが一番大事な問題だと思います。


病気をやってでも
病気によってより幸福になれる人が、
新しい運の開ける人がいるのであります。


普通の人は病気をやったら、
だいたい寂しげな、
たいへん悲壮な顔になりますが、
同じ病気をやっても
悲壮な顔をしてより悪くなる人と、
むしろそれを機会にして人間として
成長のできる方もあるわけであります。


それは成長したほうがたいへんラクであります。


病気そのものの治りも早いのであります。
 

【この世に"当たり前"はない】

あまりわからん、わからんと言うと、
学問の価値がなくなるようでありますが、
私はそうは思いません。


学問とは普通の人がなんとも
思わないような平凡の中に奇跡を、
不思議を見出すことだろうと、
真面目にそう思っております。


このことについては、
あまり多くの人は反対しておりません。


当たり前だなんてことは、
世の中にないのであります。


粗末に見るから当たり前なんであります。

 
日、私もみなさんもこうして生きておるということ。


この不思議は、とにかく現在の学問をもってしては
いかなる世界の大家といえども
答えられない不思議であります。


そんなことを思いますと、生きておるということ、
40兆の細胞が、今日も無事に喧嘩をせずに
力を合わせてお互いの生命を守っておるということ、
大変なことであります。
 

致知より



拳立て十八回です。



今日一日、皆様が無事である事を神にお祈り致します。



押忍 石黒康之

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