ある日の会館朝礼にて、
「君たちぃー、
いまから言うことをよーく、おぼえておきなさい!
[良いことは他人(ひと)のせい、
悪いことは自分のせいにするのよぉ!]
自分がたてた手柄はな、
他人(ひと)がやりました、とすんなりと手柄を譲る、
自分がやりました、と絶対に言うなよ!
それとは逆にな、
他人(ひと)がおかしてしまった悪事、悪いことはな、
すべて自分がやりました、と自分のせいにする!
それが漢(おとこ)の生き方や!
昔な、戦後のドサクサの時にな、
ある親分がいた、
その親分はな、子分がしでかした悪事、罪をな、
じぇんぶ(全部)、自分がやりました、
子分はなにも悪くありません、
責任はすべて自分にあります、と言ってな、
刑務所に長ーく入った親分がいたのよぉ!
そういう生き方こそ、
漢(おとこ)の中の漢(おとこ)や!
その後な、
その親分の組織は、でぇーかく(大きく)なったのよぉーーー!
と、いうことでな、
君たち、
[良いことは、他人(ひと)のせいにする。
悪いことは、自分のせいにする。]
よーく、おぼえておきなさい!
どちらかと、いうとね、
陽徳は罪になります。
陰徳を積むのよぉーー
わかったぁーーー 」
極真 大山倍達総裁
***
「このシリーズ、あくまでも、
わたし石黒が第十九期生として内弟子修行した三年間当時の、
拙い記憶、日記、メモをもとに書かせて頂いております。
強烈猛烈な師匠への憧れ、 尊敬、
何度でも何度でも、繰り返し繰り返し、同じお話をされる総裁。
その強烈なインパクトで、今もって総裁のお言葉が頭に耳にこびり付いております。
その辺りを御理解して読んで頂けると非常に幸いであります。
内弟子諸先輩後輩の皆様方、また優秀な極真会館、師範、先生、先輩、後輩の皆様方がおられる中、
誠に僭越では御座いますがあえて書かさせて頂いております、御理解の程をどうか宜しくお願い申し上げます。
いつも本当にお世話になりありがとうございます。
今後とも御指導御鞭撻の程を宜しくお願い致します。」
押忍!
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