【自分の幸せが身近にあることに気がつくこと】
小林正観さんの心に響く言葉より…
本当の幸せとは何も起きないことです。
あたりまえのことが淡々とそのまま過ぎていくことがどれほどありがたいか。
朝起きたら目が見えて、耳が聞こえて、歩くことができて、話すこともできる。
本当の幸せというものがわかってしまうと、その本当の幸せを求めるのに長い旅をしなくてもいいことに気がつきます。
本当の幸せは、身近なところにあって、自分の周りを取り囲んでいるという事実に気がつけばいいのです。
実は幸せに満ちているのに、人間というのは生まれ変わりの回数が少ないと、自分のやりたいことができないから否定的な言葉ばかりが出てくるのです。
今日から口から出る言葉の半数以上を喜びや、幸せ、感謝(ありがとう)という肯定的な言葉に切り替えていきましょう。
そして、3年たって100パーセント肯定的な言葉しか出てこないように自分自身をつくり変えると、出会う人が、100パーセント味方になってくれます。
逆に否定的な言葉を口にしていると、そのパーセントの分だけ味方になってくれない人に出会うようです。
自分の幸せが身近にあることに気がつくことが、魂の進化です。
魂が進化するために絶対的に必要な条件は肉体です。
200年、300年、400年ぶりになぜ生まれ変わるかというと、肉体をもって、その体験を通してはじめて魂は進化するからです。
病気、事故、災難、トラブルなどを、つらい、悲しい、苦しい、つまらないと言っている間は、生まれ変わりの回数がまだ少ないのです。
本当の幸せというのは、何かを想定して、それが手に入ったら幸せなのではありません。
幸せとは、すでに幸せに囲まれていることに気がつくということなのです。
その足りないものが手に入らないから不幸だと思い、どうして手に入らないのかと人の悪口を言い、政治や教育が悪いと文句を言うのです。
こうしたことを言っていると幸せはやってきません。
今自分のおかれている状況に満足しないことは、不平や不満と紙一重なのです。
「ほしいものが手に入らないから不幸なんだ」
朝起きて、目が見えること、耳が聞こえること、歩けること、ご飯が食べられること、今この瞬間が幸せだと思える人に神様は味方をしてくれます。
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先日、早川千晶さんというアフリカのケニアに約30年住んでいる女性の話を聞いた。
ケニア最大のスラム、キベラで「マゴソスクール」を主宰している。
19歳から世界放浪の旅をしつづけ、最後に定住した地だ。
アフリカには2000以上の民族が暮らしてきたが、ヨーロッパの列強に蹂躙(じゅうりん)され、植民地になった。
ケニアにはシングルマザーが多い。
彼女たちは、小さな台(キハンダという)を借り、朝仕入れてきた野菜を売ったり、食品を売ったりして、生計を立てる。
人のせいにせず、自ら仕事をつくり出す。
だから、生活にグチがない。
今日も命があってありがたい、という。
また、病気になっても病院に行くお金がないので、早く死んでしまう親も多い。
残された小さな子供たちは、1日に日本円で、10円とか20円を手にするために、朝から夜中までゴミをあさり、ペットボトルや金属を売って毎日をしのぐ。
子どもたちの夢は…
「50歳まで生きること」
「勉強をしたい」
「学校へ行きたい」
「お腹いっぱいご飯を食べたい」
そんな子どもたちのために、早川さんは「マゴソスクール」という学校をつくった。
今は全部で500人ほど在籍している。
食事ができない子どものために、朝とお昼に給食を出す。
そして、寝るところがない子どもたちにために、寝る場所もつくった。
マゴソスクールを卒業した子どもたちは、必死の努力で高校や大学へ行く。
そして、学校を卒業したら、夢があるという。
それは…
「貧困をなくしたい」
「困っている子どもたちを助けたい」
「学校をつくりたい」
「お世話になったみんなの役にたちたい」
今、日本の多くの大人や子どもたちは本当に恵まれている。
それは、アフリカのこの現状を知るだけでも、どれだけ恵まれているかわかる。
しかし、多くの大人や子どもたちは、不平や不満、愚痴でいっぱいだ。
「自分の幸せが身近にあることに気がつくこと」こそが、今の我々に最も必要なこと。
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