プロフィール

2013年12月7日土曜日

受験戦争

以下は本日、致知出版社様から頂いたメルマガであります。


現、文部科学大臣である下村博文先生と、

ワシが最も尊敬する人の一人である、上智大学名誉教授・渡部昇一先生の対談の一部であります。


皆様も様々な情報で御存知ではあると思いますが、


やっと、下村博文・文部科学大臣によって日本の教育が大きな変革をしようとしております。


教科による点数一点張りの教育から、

道徳などにも評価を於いた教育がいよいよ始まろうとしております。


ワシが運営・経営する空手道場(武道場)は正にその先駆け(?)であると断言出来ると自負しております。


「道徳教育、体育教育、論語教育(古典教育)」


空手道場(武道場)はいわゆる、徳育、体育に重点を於いた、

人間をつくる、教育をする現場である訳であります。(突き詰めれば、武(士)道教育、人間学を修める道の場、いわゆる武道場である訳であります。)



いよいよ、時代が極真を必要とし、

やっと、追い付いて来たのかもしれませんね!(笑)(ちょっと大袈裟ですかね?・笑)



是非とも御一読の程をお勧め致します。







*****
ここに興味深い数字があります。


日本   83・7%
アメリカ 52・8%
中国   39・2%
韓国   31・9%


これは(財)日本青少年研究所が
2012年4月に行った意識調査で、
「自分はダメな人間だと思うことがある」
という設問に対して
「よくあてはまる」「まああてはまる」
と答えた高校生の国別の割合です。


これらの数字が指しているもの——


それは、
日本の青少年の自己肯定感がいかに低いか、
ということです。


このような現状を変革しようと、
目下、我が国の教育再生に尽力している
文部科学大臣・下村博文氏と
憂国の論客・渡部昇一氏が語り合った
「人を育てる原点」とは——。


┌───────今日の注目ワード───────┐



   「人づくりこそ国づくりへの道」
         

     
     下村博文(文部科学大臣)
     渡部昇一(上智大学名誉教授)


     ※『致知』2014年1月号
       特集「君子、時中す」より


└──────────────────────┘


渡部 下村大臣がこれまでの風潮に流されずに、
   教育によって日本を立て直そうとされているのは
   頼もしい限りですが、
   そういうご自身を育んだものはなんですか。


下村 小学校、中学校と、その時々に
   何人もの素晴らしい先生方から受けた感化によって、
   いまの自分が育まれたと思っています。


ただ、その先生方にしていただいたことは、
いまのような平等主義教育の中では
為されなかったことかもしれません。


私は9歳の時に父を交通事故で亡くし、
極貧の家庭に育ちました。
いまでもよく覚えていますが、
1つの卵を下の2人の弟たちと分け合って
ご飯にかけて食べていたこともあります。


そんな私に対して、
例えば小学校5年生の時の先生は、
家庭科の授業で裁縫道具を買わなければならなくなった時に、
「お母さんも忙しいだろうから」と、
こっそり裁縫道具を私につくってくれました。
そういう先生が何人もいて
私に温かい手を差し伸べてくださったのです。


いまなら特定の生徒を贔屓したと
非難を受けるかもしれません。


しかし、そういう先生方の思いを裏切ってはならない、
一所懸命頑張らなければと心が奮い立ったのは事実ですし、
その思いが教育によって
日本を立て直すという私の志の原点になっているように思います。


渡部先生は、ご自身を育んだものはなんだと思われますか。


渡部 当時講談社の発刊していた
   『幼年倶楽部』『少年倶楽部』『キング』といった
   雑誌を夢中で読み、感化を受けて育ったと思います。


当時の講談社というのは、
徳富蘇峰が「私設文部省」と讃えたほどに
良識に富んだ出版物を多数発刊していました。


いまで言えばまさしく『致知』が
その「私設文部省」の働きをしていると思いますが、
そこにあるのは新井白石でもニュートンでも、
国内外を問わず偉い人はみんな取り上げる、
冒頭にも触れた「いいとこ取り」の精神でした。


ですからそれらを読んで育った私もいつの間にか、
国籍や立場で人を判断することなく、
偉い人は偉いと素直に受けとめるようになったんです。


渡部 いま振り返って、ああいうのが子供の頃
   受けた感化だったなと思うのは、
   私は上京して大学に入ってから、
   日記を家に送っていたんです。


終戦直後でろくに食べ物もない時期でしたから、
田舎の家族を心配させてはならないと思ったんです。


ところが去年たまたま昔の『キング』の付録を読み返したら、
スペインのチェロ奏者・カザルスの話が載っていましてね。


彼は貧しい家の出身で、
パリに出て苦学していた時期に
母親を心配させないために日記を書いて
送り続けていたそうなんです。


私はきっとこれを若い頃読んだに違いない。
自分ではそのことを全く忘れていたけれども
実行していたんですね。


だから子供の頃からいい話を
見聞きすることはとても大事だと思うんです。


下村 私も子供の頃、偉人伝を貪り読みましたが、
   それは父が亡くなり母子家庭になってから、
   世の中の掌を返したような冷たさというのを凄く味わったからなんです。


父が亡くなった時、母は32歳で、
小学3年生だった私の弟はまだ5歳と1歳でした。


とても生活していけないので、
群馬県で農業を営んでいた母の実家に
身を寄せてなんとか糊口を凌いでいたんですが、
世間の厳しさの中で人の愛情を渇望していましたし、
生きることに対して子供心に悩んだり苦しんだりしていました。


その時に学校の図書館で読んだ偉人伝が、
乾いた砂に水が染み込むように心に染みたんです。


苦労しているのは自分だけじゃない、
逆に立派な人こそ子供の頃苦労をしていることに励まされ、
貪るように本を読むようになったんです。


  * * *

その他、

・サッチャー改革のモデルは日本の教育だった
・東京裁判の真実とは
・偉人伝の効用
・教育勅語の果たした役割

等々、いかにして教育を立て直し、
一人ひとりの人間性を高めていくか、
そのエッセンスが満載です。
*****



以上であります。



押忍 石黒康之

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