以下(☆印以下)は本日の致知出版社様から頂いたメルマガの一部であります。
まさに教育の原点。
よく考えるに、最近の日本の世に出回る沢山の立派な教育論は、
わしには難し過ぎてよくわかりません。
しかし、
以下の森先生や、安岡先生、また、時代を大きく遡って論語や古典などは、
本当にしっくり来て、心の奥ぞこに染み渡り腑に落ちるのです。
是非とも御一読の程をお勧め致します。
☆☆☆☆☆
"国民教育の師父"と謳われ、
SBIホールディングスの北尾社長や
レスリング指導者のアニマル浜口さん等々、
数多くの指導者が敬愛してやまない
教育哲学者・森信三先生。
生前、月刊『致知』以外には
一切マスコミに登場されなかったことから、
在野の哲人とも称されています。
本日は、その森信三先生の
誕生日ということにちなんで、
森信三先生の代表的な教えの一つ
「しつけの三原則」を紹介します。
┌───────今日の注目の人─────────┐
「しつけの三原則」
森信三(教育哲学者)
※『致知』1985年11月号
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1、朝、必ず親に挨拶をする子にすること。
2、親に呼ばれたら必ず、
「ハイ」とハッキリ返事のできる子にすること。
3、ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、
席を立ったら必ずイスを入れる子にすること。
じゃ、このしつけのコツはというと、
まず、母親自身が、ご主人に対して
朝の挨拶をハッキリするようにし、
また、ご主人から呼ばれたら、
必ず「ハイ」とはっきりした返事をするように
努力することです。
この「ハイ」という一語によって、
その人は「我」を捨てるわけです。
つまりそれまでの意地や張りの一切を
投げ捨てるわけです。
同時に、それによって当の本人はもとより、
一家の人びとの雰囲気までが変わりだす。
昔ね、登校拒否の中学生をもって
困り抜いたお母さんから相談を受けたんですがね、
その解決法はただ一つあるだけで、
それは明日からあなたがご主人によく透る声で
「ハイ」と返事をされることですといった。
その人はその通りしたんでしょう、
その子どもはその後11日目には
もう登校しだしたとのことでした。
「ハイ」という言葉が本当にいえたら、
非行少年でも徐々に変わってくる。
ところが、本当に「ハイ」がいえる婦人は
100人のうち、2、3人じゃないかな。
表現を変えればね、これだけの俸給を得るために、
主人がどれほど下げたくない頭を下げ、
いいたくないお世辞をいっているか——
ということのわかる奥さんにして、
初めて聡明な母親となるわけです。
☆☆☆☆☆
以上であります。
致知出版社様、いつも大変ありがとうございます。
心の底より感謝致します。
押忍 石黒康之
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