プロフィール

2018年3月24日土曜日

やる気でなく、本気になる。 一流でなく、本物になる。

この道はあきることはない
あきる道は本物ではない
この仕事はあきることはない
あきる仕事は本物ではない

坂村真民(仏教詩人)
『致知』最新号より

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     2018.03.24 偉人メルマガ


この道はあきることはない
あきる道は本物ではない
この仕事はあきることはない
あきる仕事は本物ではない


以前から好きな詩だが、
40周年を迎えるいま、
この詩が以前にも増して深く心に響いてくる。

40年、あきることのない道、
仕事をさせていただいている有り難さに
合掌するのみである。

ただ、あきることなく続ける道、仕事も、
楽しいことばかりではない。
苦しいことや辛いことにも直面する。
坂村真民さんの人生も例外ではなかった。
だからこそ、自分を鼓舞する詩が
たくさん湧き出てきたのだろう。


闇があるから/光がある/
苦があるから/楽がある/
闇を生かせ/苦を生かせ

苦がその人を/鍛えあげる/
磨きあげる/本ものにする

追いつめられて/初めて人間は/本ものになる
/だから本ものになるためには/
絶体絶命の瀬戸ぎわに/立たされねばならぬ


坂村真民さんのたくさんある詩の中から
一つだけを選べといわれたら、
この詩を選ぶ――本気 本腰 本物。

片足だけを水の中に入れ、
私は本気、と言っている人が多い。
本気とは体全体を水の中に投じることである。
もう逃げられないという所に身を置くことである。

すると、本腰が入る。
本腰を入れるから、真の力が出てくる。
そして、その姿勢を何十年も続けることで本物になる、
ということだろう。

人生は一度きりである。
私たちも本気・本腰で事に当たり、
本物にいたる道を全うしたいものである。

――『致知』4月号「編集長コラム」より


致知出版社の方メルマガよりシェアさせていただきました。


押忍!

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