小林正観さんの心に響く言葉より…
《まわりに喜ばれる喜びは、自分が喜ぶのとは比べられない大きさです》
人は、人の間に生きていることから「人間」と言います。
人間として生きるということは、自分のためではなく、他に存在するもののために生きるということです。
体の中に目を向けてみても、肺や心臓、肝臓、腸など自分のために存在する臓器は何ひとつありません。
みな、体内の他の臓器や細胞を生かすために働いているのです。
ひとつの宇宙が人間の体にまとまっている、ともいえるかもしれません。
ですから、人は、この世に生れたからには自分がいかに目標に向かって歩み、達成するかということではなく、いかにまわりに喜ばれる存在になるか、ということに尽きます。
たとえば頼まれごとをやってあげて、相手がにっこり笑って「ありがとう」と言ってくれたとき、本当の「存在の喜び」が湧いてきます。
喜ばれることが、人間の最も根源的な幸せなのです。
人に喜ばれることをしてみましょう。
いちばん楽しくて、幸せなのは実は私なのではないか、と思えるに違いありません。
『感謝ではじまる幸せの習慣』宝島社
小林正観さんは、「たのまれごと」について本書の中でこう書いている。
『自分にできないことは頼まれません。
頼みやすい人は喜ばれる存在です。
頼まれごとは、自分が汗をかいてその人の要望に応えることを言います。
頼まれたらどんどん引き受けていきましょう。
なぜなら、私たちが生まれてきた目的は「いかに喜ばれる存在になるか」ということだからです。
それはつまり、「いかに頼まれやすい人になるか」ということです』
頼まれやすい人は、頼まれやすい顔をしている。
いつも笑顔で機嫌よく、愛のある言葉を言い、相手をほめ、ほっこりさせる。
反対に頼まれにくい人は、いつも不機嫌で、不平不満をいい、色々なことのあらさがしばかりしている。
頼まれごとを気持ちよく引き受け…
いつも、人に喜ばれることをする人でありたい。
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押忍
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