マーク・レクラウ氏の心に響く言葉より…
人間関係の技術を身につけたいなら、まず人間とはどういうものかを理解しなければなりません。
素直に言って、人びとはとりわけ自分に関心があります。
あなたがどんな人であろうと、人びとは常にあなたより自分に大きな関心を抱いています。
あなた自身、他人より自分に大きな関心を抱いているはずです。
たとえば、自分が写っている集合写真で真っ先に探すのは誰ですか?
おそらく自分自身のはずです。
しかし、それはけっしておかしなことではありません。
人間とはそういうものなのです。
どんな人でも興味をそそられる会話の最大のテーマを知っていますか?
それは「自分自身」です。
といっても、皮肉ではありません。
これはまぎれもない真実です。
あなたが相手を会話のテーマに選べば、相手は喜んで話をしてくれるはずです。
なぜなら、相手はそのテーマに大きな関心を示すからです。
パーティに行って誰かと話したとき、その人が延々と自分について話すのを聞かされて、うんざりしたことはありませんか?
その一方で、誰かがあなたについて適切な質問をし、話をじっくり聞いてくれたとき、どう感じましたか?
あなたはどちらのタイプの人が好きですか?
相手と話すときは、会話の中心を自分ではなく相手にするように配慮すると心をとらえることができます。
たとえば、こんな質問が効果的です。
「どんなお仕事をしていらっしゃるのですか?」
「趣味は何ですか?」
「好きな〇〇は何ですか?」
「最近、調子はいかがですか?」
「何かしてみたいことはありますか?」
誠実な気持ちで相手に関心を示し、相手が自分自身について話すように会話を誘導しましょう。
人は皆、自分について話すのが大好きだという事実をよく覚えておいてください。
『心をとらえる60の法則』ディスカヴァー
「我々は耳は二つ持っているのに、口は一つしか持たないのは、より多くのことを聞いて、話す方はより少なくするためなのだ」(ゼノン・古代ギリシャの哲学者)
古来より、自分が話を"一"するなら、相手の話を"二"聞ききなさい、と言われる。
しかしながら、人は自分のことを話したくてたまらない存在だ。
放っておくと、いつまででも話してしまう。
沈黙には忍耐が必要だ。
しゃべりたくてウズウズしてしまう自分をコントロールしなければならないからだ。
自分はうなずきや相槌(あいづち)に徹し、相手にしゃべってもらうことができる人には限りない魅力がある。
人は皆、自分について話すのが大好きだという事実をよく覚えておきたい。
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シェアさせていただきました。
押忍
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