プロフィール

2017年6月4日日曜日

原子や素粒子から見た世界

【色即是空、空即是色】

現代物理学によれば、物質はエネルギーからなっていて絶対的物質なるモノは存在しない。

例えば、私は確かに存在します。
私の体は原子からなっていて、原子はいくつかの素粒子からなっています。
しかし、原子や素粒子の極微の世界から見れば、物質は存在する可能性があるとしか言えないのです。「見ようとすると見えなくなる」と言う禅問答のような世界になるのです。

我々の体も様々な物質も、突き詰めると原子から出来ています。原子は原子核(プラスの電気を持つ『陽子』と電気を持たない『中性子』からなる)とそのまわりを回っている確率的存在の『電子』で出来ています。

つまりミクロ世界が集まったマクロ世界も、原理的に不確定性を潜在的にもっているということです。

厳密に言えば目の前にいる人の顔は、光が自分の目に届くかのごとく、僅か『過去』の顔で、実は人間には『今』を見ることが出来ないのです。

原子は物質だが、原子自体、絶え間なく回転しながら振動するエネルギーの渦巻きです。
素粒子が回り続けるコマのようなモノで、それがエネルギーを放射しています。

即ち物質はエネルギーで出来ていることが判明したのです。
そして、物質とエネルギーは、一定の割合で相互転換しています。

物質は,中身の詰まった実体(粒子)であると同時に、非物質な力場(波動)であると定義されます。

アインシュタインの有名なE = mc²という式で表される「物質とエネルギーは等価である」という理論はE(エネルギー)は物質(m)から生まれると読むことが出来る。

凄いのはこれを書き換えたm=E/c²(cは光速)が、物質(m)はE(エネルギー)から生まれることを表している。

つまり、目にみえない「サムシンググレート」の意志というエネルギーが、物質を生むという数式で、無から有を生む宇宙の起源を表しているとも考えられる。

村上和雄(筑波大学名誉教授) 著「人を幸せにする魂と遺伝子の法則」より


押忍!

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