日本はアジアの人たちに
どのように見られているのでしょうか。
その本当のことは
あまり知られていません。
長年アジアを訪れている池間哲郎さん、
井上和彦さんの対談の一部を紹介します。
───────「今日の注目の人」───
池間 哲郎(アジア支援機構代表理事)
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井上 和彦(ジャーナリスト)
※『致知』2016年1月号
※特集「リーダーシップの神髄」
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【池間】
私は日本の子供たちを、
例えば大東亜戦争で日本とともに戦った
原住民の高砂族の皆さんなどと
もっと触れ合わせたほうがいいと
考えています。
いまそれを少し
計画しているところですが、
まず修学旅行なんかで……。
【井上】
ああ、修学旅行ですか。
いいアイデアですねぇ。
いま世界には親日国がどれだけある、
といった言い方をされますが、
台湾や東南アジアの国々に
行くことによって、
反日国家は中国と韓国、
北朝鮮しかないことが分かります。
だから、反日感情の強い韓国や沖縄に
子供たちを行かせるのではなく、
台湾や、日本の委任統治領だった
パラオに行かせて、
そこで足しても引いてもいない
本当の日本の姿を見せることは
最高の教育になるはずです。
【池間】
お爺ちゃん、お婆ちゃんが
当たり前のように日本語を使う姿。
それを見せるところから
始めてもいいと思いますね。
現地に行って
戦争を知っているお年寄りの
生の声を聞かせるんです。
子供たちは侵略国家日本だとか、
残虐な日本兵だとかいったイメージを
植えつけられていますから、
何の先入観もなしに、
それが真実かどうかを
自分たちの頭で
考えさせることが大事なんです。
いま若者たちを台湾やパラオに
連れて行っていますが、
帰る時はさすがに俯いて、
考え込んでいますよ。
【井上】
素晴らしいじゃないですか。
【池間】
私がパラオに行った時も、
あるお婆ちゃんが
話の途中で立ち上がって
『君が代』や『海行かば』を
歌い始めるんですね。
これにはビックリしたのですが、
そういう姿を見ると、
パラオに住む人たちが
いかに日本を愛してくれているかが
よく分かります。
【井上】
外見上は
日本語を話せるとは思えないような
現地の人たちが日本語を話し始めると、
何だか竜宮城に来たかのような
感覚になりますよね(笑)。
しかも、その人たちが口にするのは
日本の素晴らしさや憧れといった
日本人が忘れていたこと
ばかりなのですから。
パプアニューギニアのラバウルに行って、
農業支援機関であるオイスカの施設を
訪れた時もそうでしたね。
ご存じのとおり、
日本はオーストラリアの統治下にあった
ラバウルを大東亜戦争で占拠し
統治するのですが、
私たちが帰国する翌日、
若い人たちが
手製の楽器を打ち鳴らしながら
『ラバウル小唄』を
歌ってくれたんです。
「さらばラバウルよ、
また来るまでは。
しばし別れの涙がにじむ……」
と。
【池間】
南方にいる日本兵が
好んで口にしていた歌ですね。
【井上】
きょうは池間さんにも
現地の若者が歌う様子を
ご覧いただきたいと思って、
私が撮影した動画をお持ちしました
(井上氏、スマートフォンで動画を見せる)。
【池間】
素晴らしい。
【井上】
もし、日本人が
本当に怨まれているとしたら、
このような曲が
歌い継がれるはずがありません。
私は本当に感動して
涙が止まりませんでした。
こういう姿はもっともっと
日本人に知ってほしいと思います。
致知出版社様メルマガよりシェアさせていただきました。
押忍!
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