プロフィール

2017年6月30日金曜日

無駄なことにこそ真実あり

【虚空裏に楔を釘つ】

禅の修行僧は、
毎日掃除をしています。

悟りを開くためには、
掃除なんかするよりも、
仏教書を読んだり、
偉い禅僧の話を聞いたりするほうが、
よほど勉強になるのでは?
と思いませんか。

「一見、ムダに思えるようなことが、
 実は大切だ。後々役に立ってくる」
と教えるのが禅なのです。

掃除、食事、入浴・・・
すべてが修行なのです。

「虚空裏にくさびを釘つ」
という禅語があります。

「空気の裏側に釘を打つ」
という意味です。
これは、まったく役に立たない
ムダな行為です。
しかし、
「そういう、一見、
 ムダと思える行為を
 おろそかに思ってはいけない」
という教えです。

料理人の修行は皿洗いから始まります。
見習いの中には、
これをムダな雑用を押しつけられていると
不満に思う人もいます。

でも、
優秀な人は、
お皿の残りものから
ソースの味付けを学んだり、
お客様の食べ残しの具合から
人気メニューを探ったり、
盛りつけの量が多すぎないか探ったり、
立ち仕事に必要な体力をつけたりします。

一見、ムダに思えることの中にも、
得られるものがたくさんあるのです。
要は、気持ちのもちようです。
ムダと思ってしまえば、
それは本当にムダになります。
でも、ひとたび、
「ここから、なにか学べるだろう?」
という意識を持てば、
そこは一瞬で、
すばらしい学びの場に変わるのです。
すべてはあなた次第なのです。

◎「ここから、なにが学べるだろう?」と、
  問い掛けてみる

 出典:「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉

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ムダに思えることを
どんなに排除してみても、
その行為自体が
ムダになっていると気がつくだけだ。


Facebookページよりシェアさせていただきました。


押忍!

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