【虚空裏に楔を釘つ】
禅の修行僧は、
毎日掃除をしています。
悟りを開くためには、
掃除なんかするよりも、
仏教書を読んだり、
偉い禅僧の話を聞いたりするほうが、
よほど勉強になるのでは?
と思いませんか。
「一見、ムダに思えるようなことが、
実は大切だ。後々役に立ってくる」
と教えるのが禅なのです。
掃除、食事、入浴・・・
すべてが修行なのです。
「虚空裏にくさびを釘つ」
という禅語があります。
「空気の裏側に釘を打つ」
という意味です。
これは、まったく役に立たない
ムダな行為です。
しかし、
「そういう、一見、
ムダと思える行為を
おろそかに思ってはいけない」
という教えです。
料理人の修行は皿洗いから始まります。
見習いの中には、
これをムダな雑用を押しつけられていると
不満に思う人もいます。
でも、
優秀な人は、
お皿の残りものから
ソースの味付けを学んだり、
お客様の食べ残しの具合から
人気メニューを探ったり、
盛りつけの量が多すぎないか探ったり、
立ち仕事に必要な体力をつけたりします。
一見、ムダに思えることの中にも、
得られるものがたくさんあるのです。
要は、気持ちのもちようです。
ムダと思ってしまえば、
それは本当にムダになります。
でも、ひとたび、
「ここから、なにか学べるだろう?」
という意識を持てば、
そこは一瞬で、
すばらしい学びの場に変わるのです。
すべてはあなた次第なのです。
◎「ここから、なにが学べるだろう?」と、
問い掛けてみる
出典:「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉
==============================
ムダに思えることを
どんなに排除してみても、
その行為自体が
ムダになっていると気がつくだけだ。
Facebookページよりシェアさせていただきました。
押忍!
0 件のコメント:
コメントを投稿