小林正観さんの心に響く言葉より…
ある74歳のかたのお話です。
そのかたは目に傷があるということで、医者から手術が必要だと言われていました。
「手術をしなければ、おそらくこのまま目が見えなくなるだろう。しかし、手術をしても、必ず見えるようになるとは限らず、見えるようになるかもしれないし、手術が失敗しても見えなくなるかもしれない」
ということでした。
そのときに、そのかたが選択したのは第3の道でした。
「ありがとう」をたくさん言うと奇跡が起きる、ということ。
それに賭けようと思われました。
どうせ仕事をしていないのだから、そのかたは、朝9時から夕方5時まで"仕事として"「ありがとう」を言ったのだそうです。
半年の間に、その数はなんと130万回に及びました。
130万回言い終わって、再び医者に目を見てもらったところ、傷が進行しておらず、視力も衰えてきていないことが判明しました。
別の60歳くらいの女性から聞いた話です。
その女性はある時期、自分の体がたいへん弱って、壁や机につかまらなければ立ちあがれない、歩けないということがありました。
あまりに弱っているということで医者に診てもらったところ、末期のガンだったそうです。
医者には「入院加療の必要はありません。自宅療養をしてください」と言われました。
つまり、もう病院では手の施しようがないので、自宅で残りの日々を過ごしてくれ、ということのようでした。
その宣告を受けたとき、暗澹(あんたん)たる気持ちになったのですが、1つだけ光明がありました。
その宣告の1週間前に、娘さんが次のような話をしたのです。
小林さんという人の話で、「ありがとう」の話があった。
心を込めなくてもいいから「ありがとう」を2万5000回言うと、なぜか涙が出てくる。
その涙が2~3時間出た後で、再び「ありがとう」を言おうとすると、心の底から感謝の念が湧いてくる。
その気持ちを込めて、あと2万5000回ほど言うと、突然に、自分にとってうれしく、楽しく、幸せな奇跡が起き始める。
女性は「へー、そんなことがあるの」と軽く聞き流したというのです。
しかし、その1週間後に末期ガンの宣告を受け、こう決意しました。
「もう、ほかに手の打ちようがないのであれば、奇跡に頼ってみよう。1日1000回言うのを100日間続ければ、いくらなんでも、5万回に満たないことはないだろう」と。
30日ほどたって、自分の足で歩けるようになりました。
2ヵ月後、隣近所の人から「顔色がよくなりましたね。お元気そうですね」と言われるようになりました。
3ヵ月ほどたつと、体重が増えてきました。
これはおかしい、と女性はさらに10日間「ありがとう」を言い、合計10万回となったところで、もう一度、病院の検査に行くのです。
検査の結果は、ガン細胞が全身からすべて消えている、というものでした。
すべての人にこの方程式が当てはまるとは保証できませんが、「ありがとう」の言葉にはものすごい力があるらしい、と証明された出来事でした。
『神様を味方にする法則』マキノ出版
こういう「ありがとう」の話をすると、「うさんくさい話」と切り捨ててしまう人がいる。
そういう人たちには、どんな療法をすすめても信じない。
切羽つまった人は別だ。
「それより他はなし」、と固く信じて行う。
心の底から信じたとき、カチッとスイッチが入り、奇跡が起こる。
ありがとうの奇跡を信じたい。
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押忍!
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