「平和ボケするな、日々努力精進しなさい!」 大山倍達総裁
師匠(大山総裁)の写真をみていて内弟子時代を思い出してしまいました。
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私が内弟子修行をさせて頂いていた当時(1989年〜1991年)、
「会館裏の若獅子寮」と「会館一階玄関横の指導員室」と「会館三階の総裁室」と「会館四階の総裁旧ご自宅」とはインターホンで密に繋がれておりました。
私たち当時の内弟子はどんなに忙しくてもそのインターホンのわずかな音を聞き逃す事は絶対に許されませんでした。
そんな会館雑務や稽古に追われる中、
いつもの様にインターホンの音が「ピッ」と鳴る!
(しかも総裁からのインターホンの音と先輩や事務長からのインターホンの音とを瞬時に聞き分けないとなりません!)
これは総裁からのインターホンの音だ!
と、瞬間に判断した私は三階の総裁室(もしくは四階の旧ご自宅)まで猛ダッシュで駆け上がる!
総裁室のドアをノックし最大限の声を振り絞り、
「押忍、失礼します!新寮生の石黒です!」
ご許可を得て総裁室に入室すると写真の様に総裁は「書の稽古」をされておられました。
(この様な光景を拝見させて頂くのは一度や二度ではありません、、)
「おぉ、キミ、ご苦労様、そこで待ってなさい!」
私、大緊張の中で一言 「押忍!」
沈黙の状態が約1時間、、、
その間、総裁はずっと「書の稽古」を続けられているのです。
一通り書き終えると、
ご自身の「書」をご確認され一枚のみを残し後は私に、
「これは処分しなさい!」と渡されました。
「継続は力なり」
という素晴らしい言葉がありますが、
師匠のこのお姿(背中)から、
「継続しか力にならない」
という無言の教えを頂いた瞬間でもありました。
言葉だけでなく自分の行動、自分の背中で教えを弟子に伝えていく、、
50歳となった今、自分に出来ているのだろうかと自問自答を繰り返しております。
しっかりと体現出来る様に日々努力精進して参ります。
押忍 石黒康之
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