石黒ブログを読んで頂けるご縁に感謝致します。
いつもありがとうございます。
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一途一心とはひたすら、ひたむきということである。
一つ事に命を懸けること、ともいえる。
あらゆる道、あらゆる事業を完成させる上で、
欠かすことのできない心的態度である。
物事の成就はこのコア(核)なくしてはあり得ない。
イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏は、
ある時若い人たちから成功の秘訣を問われ、
「成功のコツは二つある」と答えて白板に、
「コツコツ」と板書されたという。
コツコツは一途一心と同義である。
その根底にあるのは無心である。
心に雑念、妄念が入っては、
人間、コツコツにはなれない。
人生の先達も一致して一途一心の大事さを説いている。
森信三著『修身教授録』にある言葉。
「真の"誠"は何よりもまず己のつとめに
打ち込むところから始まるといってよいでしょう。
すなわち誠に至る出発点は、
何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。
総じて自己の務めに対して、
自己の一切を傾け尽くしてこれに当たる。
即ち、もうこれ以上は尽くしようがないというところを、
なおもそこに不足を覚えて、
さらに一段と自己を投げ出していく。
これが真の誠への歩みというものでしょう」
その膨大な著作から小社が366語を
選んで編んだ『安岡正篤一日一言』。
その中にも教えを凝縮したような次の言葉がある。
「何ものにも真剣になれず、したがって、
何事にも己を忘れることができない。
満足することができない。楽しむことができない。
常に不平を抱き、不満を持って、何か陰口を叩いたり、
やけのようなことをいって、
その日その日をいかにも雑然、
漫然と暮らすということは、
人間として一種の自殺行為です。
社会にとっても非常に有害です。毒であります」
では、どういう生き方をすればよいのか。
「いかにすればいつまでも
進歩向上していくことができるのか。
第一に絶えず精神を仕事に
打ち込んでいくということです。
純一無雑の工夫をする——近代的にいうと、
全力を挙げて仕事に打ち込んでいく、ということです」
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致知より
拳立て四十一回です。
今日一日、皆様が無事であることを神にお祈り致します。
押忍 石黒 康之
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