プロフィール

2016年8月24日水曜日

我を捨てる、下で生きる

☆ リーダーに必須の3つの条件 ☆

井上 修(伊那食品工業社長)
   ×
上甲 晃(志ネットワーク「青年塾」代表)

※『致知』2016年9月号【最新号】
※特集「恩を知り 恩に報いる」P54

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【井上】
やっぱりリーダーに求められるのは
「公平さ」「私欲に走らない」って
ことじゃないでしょうか。


【上甲】
そうですね。

「リーダーは己のために図らない」、
これが大原則だと思っています。

己のために図りたい気持ちは
分かるけれども、己のために
図ったらリーダーの資格はない。

第一、リーダーが己のために図ったら、
社員の士気はどんどん低下します。


もう一つは、
「身を以て範を示す厳しさ」
ではないかなと。


どんなに言葉数を尽くしても、
社長が範を示していなければ、
社員からすれば「また言うとるわ」
と、こうなる。

「うちの社長の生きざまを見ていたら、
 我われもそうせざるを得ない」

と自然に思わせる。

その無言の教育力が大事だと思います。

あとは、やっぱり会社が有名になり、
脚光を浴びてくると、
心の中にある種の傲慢さが出てくる。

人を見下したり、部下を扱き使うとかね。

私はこれまで20年間、
青年塾を運営してきて、
約1,500人の塾生と関わってきましたが、
塾出身者にそういう傲慢さが
いささかでも感じられた時には、
身を以て制さなあかん
という気持ちが常にあります。

その点、井上さんは
そういうところが全くない。


【井上】
ありがとうございます。


【上甲】
人間はポジションが上がっていくと、
知らず知らずのうちに
態度が大きくなったり、言葉尻が
無神経になったりしますからね。

逆境の時は誰でも
謙虚になるんですよ。



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押忍!

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