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2016年8月24日水曜日

よい言葉、よき出来事

【グッド&ニューは運を引き寄せる】


精神科医、西脇俊二氏の心に響く言葉より…


スランプを脱出するためにチームで取り組める方法があります。

それは「グッド&ニュー」です。

やりすぎている人は余裕がなく、周りが見えていないため、ネガティブな思考に陥りやすいものです。

そんな時にお勧めなのが、この方法です。


グッド&ニューとは、24時間以内に起きたよかったこと(グッド)や、新しい出来事(ニュー)を、周囲の人と共有するミニゲームです。

参加者の前で、1人1分間以内に、順番に発表するゲームです。

だらだら長引かせないようにするため、参加者は立ってゲームに参加します。


「昨日、うちの近所にコンビニができました!」

「庭に美味しいトマトがなりました!」

「友人に肌がきれいだね、といわれました!」


このように、頭に浮かんだ日常の些細なグッド&ニューを参加者に発表します。

参加者は発表者の発言に対して、「おめでとう」という気持ちを込めて、元気よく拍手を送る決まりです。

発表者もまた、自分の発言に「やったー!」という気持ちを込めて、元気よく拍手しましょう。

グッド&ニューをやるメリットは、「明日、みんなの前で発表しなければならない」という気持ちから、自然にいいことを感知するアンテナがはれるようになることです。


たとえあなたが「いいことや新しいことなんて、そう毎日あるもんじゃない」と思っていても、探せば意外とあるものです。

今まで流してしまったのだと気がつき、自分は案外、グッド&ニューに囲まれているのだと実感できるようになります。


実は、私がグッド&ニューを最初に取り入れたのは、自閉症の子どもをもつお母さんたちの集まりでした。

グッド&ニューを始めるまで、お母さんたちは集まっては暗い顔をして、各々(おのおの)の悩み事を話していました。

お母さんたちの暗い顔が気になった私は、「じゃあ、みんなでグッド&ニューをやりましょう」と提案しました。

最初は馴れなかったお母さんたちも、グッド&ニューの回数を重ねるたびに、それまでの暗い雰囲気が一転、明るい雰囲気に変わり、会話も明るくなってきました。


次第に、お母さん方の会話から、「商店街のくじ引きで2等が出ました」「宝くじで1万円当たったの!」など、ラッキーな出来事が聞かれる機会が増えてきたのです。

そして、ポイントはここ…お母さんたちが皆さん、「最近、ツキが回ってきたよね」と溌剌とした笑顔で次々と話題をあげるようになったのです。

私が出会った当初のお母さん方は、暗い雰囲気をまとって悩み事ばかりを話していましたが、グッド&ニューを始めてからのお母さん方は、楽しいことやうれしいことに目を向けて明るい雰囲気に変わり、結果、前向きな発言も増え、いいことを引き寄せるようになりました。


お母さん方を見ていると、「言葉が変わると、行動も変わる」ということがよくわかります。

グッド&ニューは、運を引き寄せる法則でもあるのです。


『「やりすぎ」をやめれば全部うまくいく。』PHP





朝礼や会議の前に、この「グッド&ニュー」を発表すると場がとても和(なご)み、発言が出やすくなる。

逆に、始まりが威圧的だったり、叱責だったりすると、メンバーは委縮(いしゅく)してシーンとなり、誰も一言もしゃべらなくなる。


「始めに言葉ありき」とは、聖書の言葉だ。

暗い言葉を発すれば、まわりも暗くなる。

明るい言葉を発すれば、まわりは明るくなる。


会話でも会議でも、最初に発する言葉がポジティブなら、会話や会議の内容は、明るくて前向きで積極的になり、ポジティブなこと、つまり「運」を引き寄せる。

グッド&ニューは運を引き寄せる。





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押忍!


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