プロフィール

2016年9月15日木曜日

空海

☆ 弘法大師・空海の生き方 ☆

松長有慶(高野山真言宗前管長)
  
※『致知』2016年10月号【最新号】
※特集「人生の要訣」P68

───────────────────

曼荼羅は、多面的な価値観の
象徴なんですね。


21世紀のいまの社会は、
何かにつけて
一元的な価値観が最優先されます。
グローバリゼーションというのは、
まさにそれでしょう。

邪魔者は切り捨てろと言わんばかりに、
一つの目標に一目散に
突き進んでいるわけですが、
曼荼羅の世界観はその真逆です。


欠陥品や余計なもの、
邪魔なものを集めてきて、
一つの社会をつくる。

一つひとつを見れば欠点が多くても
全体を支える
掛け替えのない分担者であり、
それらが集まって
完璧な全体をつくり上げる、
というのが曼荼羅の世界です。


この考え方は、
人間一人ひとりのよさを生かし、
理想の世の中をつくる上では
非常に大事な思想だと思います。



致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。


押忍!

0 件のコメント:

コメントを投稿