我に三宝有り。
宝として之を持す。
一に曰く慈。
二に曰く倹。
三に曰く敢えて
天下の先と為らず。
慈なるが故に能く勇、
倹なるが故に能く広く、
敢えて天下の先と為らず、
故に能く成器の長たり。
老子
(『老子講義録』より)
【解説】(本田濟・講述)
「三宝」とは、
宝として用いるべき道をさす。
「我に有り」とは、
あらゆる人々が
自分の中にこういう
貴い宝物を持っていること。
その内容は慈と倹と、
それから先とならない
ということである。
真に慈しみの心があるゆえに、
勇ましくあり得る。
倹約であるゆえに、
かえって広く施すことが
できる。
天下の先とならない、
ひたすらうしろへ
へりくだろうとするがゆえに、
かえって天下の長となり得る。
***
致知出版社様メルマガよりシェアさせていただきました。
押忍!
0 件のコメント:
コメントを投稿