ライフネット生命保険会長、出口治明氏の心に響く言葉より…
《よく笑い、よく眠る。悩みの7割はそれで解決》
…笑いこそ、人間の持つ「唯一、かつ強力な武器」。
たとえば、今の日本において、とくに仕事や公式の場では、ひたすら「真面目」が尊ばれ、「笑い」や「おふざけ」や「いたずら心」などの遊び心はタブー視される傾向があります。
しかし、あらゆるイノベーションの生まれる素地は、じつはこうした遊び心からなのです。
逆に、青筋を立ててひたすら「真面目にせなあかん!」となったら、ロクなことになりません。
視野が狭くなり、四角四面な発想しかできなくなります。
いい例が、東日本大震災のときのわが国の首相の対応です。
あのとき、首相は官邸のソファに寝泊まりをして、飲まず食わずで指揮をとっていた。
非常事態においては、大将は、しっかり眠り、たっぷり食べて、心身ともに健康な状態でいなければならない。
でないと、適切な判断ができません。
ところが、彼はその真逆をやっていたのです。
「みんなががんばっているのだから、俺もがんばらなあかん」と思ったのかもしれませんが、発想が逆です。
睡眠不足で、食事もロクにとらなければ、イライラしますし、怒鳴りたくもなるし、判断もブレやすくなります。
それで国を左右する判断をしようとしていたのですから、恐ろしいものです。
仕事でもプライベートでも、深刻にならないほうがいい。
落ち込むことがあったら、仲のいい友達や、あるいはパートナーとおいしいものでも食べて、ゲラゲラ笑って、あとはぐっすり眠れば、悩みの7割くらいは解消できます。
講演会などで、「人生落ち込んだときの過ごし方をアドバイスしてください」という質問にはいつもこう答えているのですが、質問者の肩からは「僕は真面目に質問しているんですよ」と言われたりします。
でも、これは私の真面目な答えなのです。
もしかすると質問者の方は、「この本を読んだら元気になる」といった具体的かつ安直な答えを期待されていたのかもしれません。
でも、疲れていたら本すら読めません。
本を読むにも体力が必要なのです。
それより、たくさん食べて、大いに笑って、ぐっすり眠ったほうがいい。
そして、スッキリしたら、翌日からまたゼロクリアして一所懸命働くほうがいい。
真面目に考えすぎるのは不幸の元なのです。
『人生の教養が身につく名言集』三笠書房
真剣さと深刻さは違う。
真剣さは必要だが、深刻さはいらない。
深刻になった途端、柔軟さがなくなり、物事の判断が鈍(にぶ)るからだ。
同様に真面目なのはいいが、真面目過ぎるのはダメ。
ルールを守るとか、誠実であるとか、嘘をつかないという真面目な資質はとても大事だ。
しかし、それが行き過ぎると、ゆるしや、寛容さ、といった「しなやかさ」がなくなってくる。
笑いは、ゆるしであり、共感であり、肯定だ。
状況が厳しければ厳しいほど、ユーモアや笑いが必要だ。
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