ある日の極真会館 若獅子寮 夕食会にて、、
「君たちねぇ、人間にとって最も怖いのは、飢えと孤独だよ!
まぁ、君たちが暮らす今の豊衣飽食飽満の世の中では分からないだろうねー
飢えと孤独は怖いよー」
大山倍達総裁
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上記のお話しを総裁はよく毎週金曜日の内弟子との夕食会の席で、
孫ほど年が離れている我々に昔を思い出す様な面持ちで仰っておられました。
総裁が実際に体験経験されたであろう、、
大東亜戦争後の焼け野原で何も無くなってしまった経験、
山籠もりでの経験、
戦後幾度となく命のやり取りをなされたであろう経験、
全てが実体験
いくら時代が違うと言われても、
やはり総裁の実体験から発せられるお言葉や所作には凄味があり過ぎました。
この様な総裁の実体験から生まれたのが、
「極真空手」「極真精神」であるのだと自分は個人的に考えております。
お恥ずかしい話しですが、
戦後ののんびりと平和ボケしてしまっている私などには、
未だに「飢え」と「孤独」の怖さがいまいち実体験としてピンと来ない状態であります。
人間としてまだまだ甘いわけであります。
未熟なわけであります。
「武の道において真の極意は体験にあり、よって体験を恐るべからず。」
大山倍達総裁座右の銘十一箇条(十箇条目)
少しでも少しでも極真空手を極真精神を身に付けていける様に今後も努力精進して参ります。
押忍 石黒康之
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