堀江貴文氏の心に響く言葉より…
インターネットやスマホなどが社会の仕組みを大きく変えた。
知らないうちに、世界中のすごい人たちや頭のいい人たちが(しかし、皆、最初は何者でもない無名な人だ)、新しい技術を開発し、世の中を変えている。
あなたはまず、そんな現実に気づくべきだ。
時代に取り残されないためには、どうすればよいのだろうか。
また、自分のお金や時間などのリソース(資源)を他者に奪われないためには、どうすればよいのだろうか。
僕は、「情報を高速で取捨選択する力」が、今後ますますカギになると考えている。
有益な情報を効率よく大量にインプットして、自分が望むときに、ベストな形でアウトプットする。
そんな姿勢が身についていれば、誰かに騙されたり、いいように使われたり、操られたりせず、どんな未来でも生き抜けるだろう。
まず伝えたいのは「情報とは、自分から積極的に取りにいくもの」という点だ。
向こうから舞い込んでくるような情報には、むしろ警戒したほうがよい。
幸運にも、現代では、「情報を手に入れる」ためのツールは揃っている。
スマホのニュースアプリを使ってもいい。
SNSを駆使して、「興味のある人」「先を行く人」の発信をフォローし続けてもいい。
そして、情報をハントする「狩り」が終わったら、次は自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信し、頭の中を整理するクセをつけるのだ。
ネット上のブログや、SNSで、毎日発信を続けよう。
それは習慣にしてしまえば、さして難しいことではない。
インプット(情報収集)とアウトプット(情報発信)は、常にセットと捉えておくべきだ。
いったいなぜ、そんなことをする必要があるのか。
その理由は、ネットがつくりだした「グローバル化」を考えてみれば、よくわかる。
「豊かな日本」が当たり前だった時代は、とうの昔に終わっている。
時代はすでに激変している。
グローバル化とは、そういうことだ。
噛み砕いていうと、個人が「世界レベルで闘う時代」になったということ。
そして、それの武器となってくれるのが、「情報」なのだ。
うかうかしている暇はない。
これから世界中の多くの国に、スマホはくまなく普及するだろう。
たとえば、アフリカの山奥の国に、携帯電話の基地局が突然できて、中国の会社がつくったスマホが100ドル以下でばら撒かれるはずだ。
当然、現地の優秀な人たちは、スマホ経由でネットにアクセスし、世界最高峰の知を英語ベースで手に入れることになる。
僕たちは、彼らと同じ土俵で、生きていくことになる。
当たり前の話だが、「努力しない人たち=自分で情報を取りにいかない人たち」は取り残されていく。
「有名企業に就職しただけの人」「社内での出世競争に勝ち抜いてきただけのスキルゼロの人」は、路頭に迷う可能性が高くなる。
大企業ですら倒産や吸収合併の波に呑まれるリスクがあるからだ。
だからこそ、早い段階からグローバル化に気づき、情報を効率よくインプット&アウトプットするクセがついている人は、強い。
見方を変えると、現代では「権威」や「権力」におもねらずとも、先人の素晴らしい知恵や技術にネット経由で触れられるようになった。
自分で「狩猟」できるようになった。
それほど素晴らしいことはない。
『情報だけ武器にしろ。』ポプラ新書
堀江氏は本書の中で、現代版の「教養」とは、新たなビジネスモデルやコンピューター関連の「新しい情報」のことだという。
大きなプロジェクトを動かすときとか、誰かとチームを組んで仕事をするときは、現代版の「教養」を身につけていなければ、話にならないからだ。
シェアできる教養のレベルが低いレベルであれば、アウトプットのレベルは当然低くなってしまう。
また、共通の言語で話ができない。
そして、大事なことは、「今の自分の『教養』のレベルと同等の情報しか手に入らない」こと。
だからこそ、普段から教養のレベルを磨く必要があるのだ。
「情報だけ武器にしろ」
情報のインプットとアウトプットを繰り返し…
シャワーのように情報を浴び続けたい。
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押忍
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