プロフィール

2015年8月3日月曜日

今日の言葉 稽古

石黒ブログを読んで頂けるご縁に感謝致します。

いつもありがとうございます。



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日本記録保持者の福島千里選手をはじめ
日本女子短距離界でトップクラスの選手を
指導する中村宏之監督。

そのユニークな指導法には定評があります。

しかし、技術論ばかりに走ると
選手はダメになると中村監督は言います。


そんな中村監督が大切にしている
「指導者としての心構え」をとは——。


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    「指導者というのは我慢が必要」

   中村宏之氏(北海度ハイテクAC代表)
  
     ※『致知』2015年9月号
     特集「百術は一誠に如かず」より


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単純に前に進むことなんですよ、
短距離なんていうのは。


確かにテクニックや技術というのは
たくさん取り入れたほうがいい場合もあります。

ところがあまりに情報を詰め込みすぎると、
逆に何をやったらいいのか
選手が分からなくなってしまうんです。


だから指導者は自分の考え方を
よほどしっかり持たないと、
選手が振り回されてしまうことになります。

実は福島も最初の頃は、
右の腕振りのことで周囲から結構言われたんですよ。



もう本当にあちこちで、
福島の腕振りを直させたほうがいいと言われたので、
そのたびに僕は


「あれがいいの。
 あれでうまくリズムをとって走っているの」


とだけ言ってきました。


ところがここ最近、
ちゃんと理に適った腕振りになってきたんですよ、
本人に何も言わなくても。

力強く腕を振って前に進もうと思ったら、
自ずと直っていくんです。


だから指導者というのは我慢が必要ですね。

いつも近くで見ているわけだから、
つい言いたくなっちゃうんですよ。

でもそれを我慢して、
いかにじっと見守ってあげられるかです。


でも、私自身、いまはこんな
偉そうなことを言っていますけど、
かつてはそうではなかったんですよ(笑)。



※「本当に大切なことだけを伝える」のが、
 指導者に求められる本当の指導力と語る中村さん。

 対談「指導者の道に終わりはない」の
 続きは最新号(9月号)のP20〜をご覧ください。


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致知より



拳立て二十回です。



今日一日、皆様が無事であることを神にお祈り致します。



押忍 石黒康之

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