プロフィール

2015年12月15日火曜日

無題

      「事業で最も大切なこと」

   早川宗徳(レインズインターナショナルUSA社長)

      ※『致知』2016年1月号
     特集「リーダーシップの神髄」より
 

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31歳の時に、たまたまある先輩から電話をいただいて、

「ハワイで焼肉屋をやりたいという上場企業がある。
 おまえ、相談に乗ってやってくれ」と。

それが「牛角」の創業者・西山知義でした。


空港まで迎えに行って、
物件や人の集まる場所を全部案内して、
三日間くらい一緒にいたんですね。

私より二歳年上なんですけど、
すごく気が合って、
彼が日本に帰る時に、
「一緒にやらないか」と。


私は自分の事業がうまくいっていたので、
あまり興味はなかったんです。

でも、西山さんのひと言がすごく心に響きました。
  

——西山さんは何と?


「あなたのやっている事業は
 人に喜ばれていますか?
 人に必要とされていますか?」って。

「自分はもともと不動産をやっていて、
 相手の意思に関係なく無理やり売っていた。
 でも、焼肉屋を始めて、地元の人たちに
 必要とされる店をつくっていった時に、
 気がついたらお店が増えて、上場までしていた。

 人に喜ばれること、必要とされることが、
 成功するためには絶対必要な要素ですよ」


こう言われたんです。ハッとさせられましたね。
その頃の私は、商売なんかお金儲け
できればいいと思っていましたから。

そう言われてみると、
確かに必要とされていないなと。

ああ、このままじゃダメだと思いました。

で、さらにこう続けたんです。


「君はいままでハワイの人たちに世話になったんだろう。
 その人たちに、安くてお腹いっぱい食べられる
 お店をつくってくれてありがとうって
 言われるようなビジネスを一緒にやらないか」


と言われた時に、

「やらせてください!」って。

それが2001年です。

次の週には日本から
一億円が送られてきましてね。

出店の場所もすべて君に任せると。




※「人の3倍働いた修業時代のこと」
 「逆境から成長を遂げた理由」
 「経営者にとっての心構え」

 など、早川さんの経営者人生から
 学べることがたくさんあります!




致知出版社様より



押忍!

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