プロフィール

2015年12月28日月曜日

人財

「人はいかにして成長するのか」
 
   山本 良一(J.フロントリテイリング社長)
           ×
    川田 達男(セーレン会長兼CEO)
 

      ※『致知』2015年4月号
       特集「一を抱く」より
 

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【山本】
私の基本的な考えは
「仕事を通じて人は育つ」ということで、
そこを踏み外すと人は育たないと思います。

いつも人事には言っているんですが、
研修をすれば人が育つと思ったら大間違いだよと。

研修での学びを現場に持ってきて、
本人がそれを活用する。
そうして人は成長するんです。


(略)


【川田】
私も全く同感で、人を育てることはできない、
人は育つものであると思っています。

環境や機会を与えることは
いくらでもできますけど、
育つかどうかは本人次第。


私なんか育ててもらった覚えはないですね。
いじめられたことはありますけど(笑)。


じゃあどういう人間が伸びていくか、
それは経営的発想で物事を考えられる人ですね。


大きく分けると、
会社の中には仕事をする人と
作業しかしない人がいるんです。


自分の一つひとつの言動、
極端に言うと会社の中で一歩動いたら、
その一歩が社益に繋がっている、
あるいは付加価値を生み出している。


それが仕事をしている人です。


ただ言われたとおりに機械を動かしている、
資料をつくっている。


そういう人は作業だけしている人です。


たとえ単純作業であっても、
どうやったら効率を上げることができるか、
不良品を少なくできるかということを
絶えず考えていかなければいけません。



致知出版社様より



押忍!

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