およそ人間というものは、できるかできないかは、
賭けてやってみなければ分かるものではないのです。
ですから、できるかできないかは、
一生の最期に至って初めて分かるわけです。
しかるにどうです。
未だ一歩も踏み出さないうちから、
「自分はとても駄目だ」などと言って
投げだすに至っては、実に意気地のない
限りではありませんか。
否、このような態度は、
自己に与えられたこの生命の尊さに
気づかない者の言葉であり、
それはある意味からは、
忘恩の徒とさえ言えるでしょう。
森信三
押忍
0 件のコメント:
コメントを投稿