以下は、昨日の致知出版社様から頂いたメルマガの一部であります。
ワシが運営・経営しているのは空手道場でありますが、基本的(究極的)にやっている事は空手道場も塾も人間教育として同じであります。
また、塾、道場、はたまた、学校どれをとりましても、
教育の基本は家庭での子育て、教育が一番の基本であることは間違いありません。
このメルマガを読んでいて朝から大変考えさせられてしまいました。
是非とも御一読の程をお勧め致します。
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神奈川は小田原の地に、
全国から入塾希望が後を絶たない塾があります。
それが親子3代、80年もの間
続いている寄宿生活塾「はじめ塾」です。
生活の中にこそ、
すべての教育的要素が含まれている。
その理念のもと、
目覚ましい教育成果を上げている
はじめ塾塾長の和田正宏氏が語った
「子育ての要諦」とは——。
┌─────今日の注目の人───────┐
「実感を伴った生活から人は育つ」
和田正宏(はじめ塾塾長)
※『致知』2014年2月号
特集「一意専心」より
└───────────────────┘
—— 一般の家庭教育で留意すべき点は
なんだと思われますか。
やはりブラックボックスの部分が
できるだけ少ない、
実感を伴った生活を
することではないでしょうか。
例えば、お金をもらって
弁当を買ってくるだけでは、
そこに何の実感も伴いませんが、
親子で一緒にサンドイッチを
つくるだけでも全然違います。
家内はうちの子が2歳くらいから
包丁を持たせて
一緒に食事をつくっていました。
料理でも掃除でも、
子供と一緒にやるのは凄く大変ですが、
子供がその実感を伴った営みの中で
どんどん変わっていくのが分かりますし、
そこに命の底から湧いてくるような
喜びを得られるものです。
もう一つは評価しないこと。
それによって子供は安心して
生活できるようになると思います。
子供は愛されることが大切ですが、
それはものやお金を与えられることではなく、
安心を通じて得られるんです。
家庭の事情でたとえ時間は短くても、
親子で一緒に喜べるひと時を持つことで
子供は安心感を得ることができると思います。
——まさに一意専心、三代にわたる教育の実践から
積み上げられた哲学といえますね。
人は同時に二つのことはできません。
常に一つのことを選択しながら
前へ進んでいくのが人生です。
はじめ塾では、
「いまここ」
「いまがはじめ」
「一所懸命」
といった言葉で子供たちに教えているんですけど、
いまこの瞬間に100%力を尽くしていく。
特別なことをしていくのが大切なのではなく、
そうした嘘偽りのない誠実な生き方こそが
人生の道を開いていくと信じてやっています。
祖父の遺した書に、
「不求」「一心」
という字があります。
他者や外に求めるのではなく、
自分の足下にすべてを尽くしていく。
* * *
勉強だけを教えているわけではないのに、
結果的に、国立大学や有名私立大学に
毎年、合格者を輩出している
「はじめ塾」のユニークな教育法とは——。
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以上であります。
押忍 石黒康之
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