以下は、本日、致知出版社様から頂いた新刊案内のメルマガの一部であります。
新刊案内でありますので、当然、中味は、まだ読んでおりませんが、
案内文を読んでいて、必ず読みたい、
いや、
日本人であるならば、必ず読まなければならない本である、と痛感致しました。
それは、何故か…?、と言いますと、
ワシが、内弟子時代に、口を酸っぱく大山総裁に言われ続けていた事と全く同じことが書かれていたからです。
本当に、朝から総裁の声が聞こえて来るようです、
「君たち〜
今に、日本は日本でなくなって、
日本人は日本人でなくなってしまうよ〜
君たちの世代で、
絶対に日本を取り戻せ!
極真を学んでいる、君たちは「武士」だ!
頼むよ〜
日本人は、日本の精神は本当に素晴らしいよ〜〜〜。」
、とです。(少なくとも、ワシが教えを受けた三年間の晩年の総裁はこの様な事を口を酸っぱく、若い自分達に仰っておりました。)
是非とも、御一読の程をお勧め致します。
*****
本日ご紹介するのは、
明星大学教授・高橋史朗先生の最新刊
『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』です。
著者を戦後史の研究へと駆り立てたのは
高校時代の歴史教師が笑いながら述べた
「特攻隊は犬死だった」という言葉でした。
「日本の歴史を見直し、戦後史を書き換えたい」
そのときに抱いた強い思いは
30歳の時に具体化していきます。
アメリカで占領期の機密文書が公開されたのです。
直ちに渡航した著者は、
約250万ページにもわたる英文の調査を開始。
さらに30年を経た一昨年にも、
米英で追加調査を行い、数々の新事実を発見しました。
本書には「教育勅語」が廃止された理由や
日教組の誕生秘話、
ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラムの全貌など、
戦後史の盲点が詳細に記されています。
特に興味深いのは、
外国人が書いた日本文化論として名高い『菊と刀』の存在です。
日本人には本性に根差す伝統的軍国主義・侵略主義があるとした
同書の誤った認識が
占領政策に絶大な影響を与えたと
著者は指摘しています。
占領から70年近く経ついまも
我が国は戦後レジームから抜け出せずにいます。
そのカギを握るのは、
本書に示された
アメリカによる日本の占領政策にあります。
本日はアメリカの占領政策が
戦後の日本にどれほどの影響を与えたかが分かる
一部を以下でご紹介いたします。
* *
尾崎一雄という小説家の
『虫のいろいろ』という作品の中に
「蚤(ノミ)の曲芸」という話が出てきます。
ノミは小さな虫ですが、
自分の背丈に比べると
ケタ外れに長い距離を飛ぶことができます。
だから、ノミに曲芸を仕込むのは至難の業です。
そこで曲芸師はどうするか。
最初はノミを小さな丸いガラス玉の中に入れるのです。
ノミはガラス玉の中で得意の足で跳ね回ります。
しかし、周囲は固いガラスの壁ですから、
いくら頑張ってもそれ以上高くは飛べません。
そのうちノミは跳ねることに絶望し、
やがてガラスの玉の中だけが自分の世界だと勘違いして
飛ぶのをやめてしまいます。
そうなったところで、
曲芸師はノミをガラスの玉から取り出します。
しかし、自由な世界を与えられても、
ノミはもう飛ぼうとしません。
飛ぶことを忘れてしまっているのです。
曲芸師は飛ばなくなったノミに芸を仕込んで、
ようやく舞台に出すのです。
これを日本の国で考えるならば、
フタをしたのは占領軍の
「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」でした。
「日本人に戦争犯罪の意識を刷り込む情報宣伝計画」のことです。
このウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムを
日本人に対して行う源流となったのは、
ルース・ベネディクトの著した『菊と刀』に代表される
「日本人の国民性」論、日本文化論でした。
戦後の日本人は、
すでに「占領」というガラスの玉からは
抜け出したはずなのですが、
ガラスの玉の中に生きていたときの習性が身についてしまって、
もう自分では飛ぶことができなくなっています。
戦後思想とか戦後教育の問題は、
すべて占領軍の目を気にした
おびえのような自虐意識から生まれてきています。
その原点をきちんと実証的に解明して、
「それは誤解である」ということを世界に向かっても
日本人に向かっても明らかにして
「日本を取り戻し」たいというのが、
私が本書を書いた一つの目的です。
* *
本書に示された
占領文書250万ページを読破して
明らかになった事実から、
私たち日本人は占領下で何を奪われ、
これから先、何を取り戻していけばいいのかを
自覚するための覚醒の書として
強くおすすめしたい1冊です。
◆ 戦後日本の歪みは占領政策から始まった
……………………………………………………………………………………
『日本が二度と立ち上がれないように
アメリカが占領期に行ったこと』
高橋史朗(著) 定価・1,890円(税込)
*****
以上であります。
押忍! 石黒康之
0 件のコメント:
コメントを投稿