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2015年7月20日月曜日

今日の言葉3

本日、三つ目の今日の言葉です。


どうか、宜しくお願い致します。



☆☆☆

  「感謝こそ人間を健やかに成長させる根幹」
 
         特集総リード

    
     ※『致知』2006年2月号
       特集「感謝報恩」より


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宇宙の中で地球だけに生命が宿されている。

宇宙から見た地球はものすごく美しいと
宇宙飛行士たちは口を揃える。

地球に住む生命体が発するオーラが、
地球を美しく輝かせているのに違いない。



その地球に住む生命体に宇宙は等しく天敵を与えた。

天敵がいなければあらゆる生命は増長し、
蔓延(まんえん)、跋扈(ばっこ)する。

それは調和を愛する宇宙の心に反するということだろう。

ただ、限りない生命体の中で
人間にだけ天敵がいない。



なぜか。長い間の疑問だったが、
ある時思い至った。

人間の天敵は外ではなく、
心の中にいるのだ、と。



人間を襲い、蝕(むしば)む天敵。

それは心の中に巣くう不平不満である。

事あるごとに湧き起こってくる
不平、不満、愚痴こそ、人間を滅ぼす天敵である。



歌人の生方(うぶかた)たつゑの母は、
少女の頃、ともすれば不満顔をするたつゑに、

「不満を持つ間は、人は幸せからはじき返されますのや」

とよく言ったという。

人生を知り尽くした人の英知の言葉であろう。



人間を損なう天敵の対極にあるもの、
それが感謝である。


心が感謝の思いに満ちあふれた時、
あらゆる不平不満は一気に消え去る。


感謝こそ人間という生命体を
健やかに成長させる根幹である。

☆☆☆

致知より



押忍 石黒康之

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