感動プロデューサー、平野秀典氏の心に響く言葉より…
《SNSやスマホがインフラとして定着し、情報の透明化が進んだ環境では、人を意のままに動かそうとしても、その「仕掛け」はすぐにバレてしまう》
操作されて動くか?
インスパイアされて動くか?
自分自身を振り返ってみれば、誰かの言葉や人柄や生き方にインスパイアされて動いたことのほうが圧倒的に多いことに気づきます。
テクニックで操作されて動きたい人は少ないが、インスパイアされて動きたい人は大勢います。
人と人のコミュニケーションでは、共鳴したものが伝わるというのが原則です。
そもそもコミュニケーションの語源は「共有する」ですから。
情報が頭に届いた程度では、あっという間に忘れますが、心に伝わった言葉や情報は記憶に残ります。
従来の理論ベースの戦略論や操作系のテクニックが役に立たなくなってきていることは、多くの人が薄々感じはじめています。
役に立たなくなっているというより、信頼を失いはじめているという事実を、昨今、私たちは目撃するようになりました。
裏で「戦争用語」や「心理テクニック」を使っている人と、お客様と感動を共有できるスキルを磨いている人…あなたはどちらから買いたいと思うでしょうか?
情報の透明化が進む世界では、「裏が見えると信頼を失うもの」と、「裏が見えると信頼が増すもの」に分かれていきます。
もうそろそろ、20世紀の遺物のような操作系テクニックを覚えるエネルギーと時間を、人間力と表現力を高める方向へ使い、心の時代のマインドセットへシフトしましょう。
私が演劇の役者として現役だった頃、芝居の演出家から何度も言われた言葉があります。
「どんないい演技も、観客に伝わらなければ意味がない」
演技を他の言葉に置き換えると、言葉のすごみがわかると思います。
どんないい話でも、伝わらなければ意味がない。
どんないい商品も、伝わらなければ意味がない。
どんなに愛があっても、伝わらなければ意味がない。
人は、物事に意味を見出すことを大切にする存在です。
かつてないほどの情報が飛び交う現代においては、伝わらないものは、そもそも覚えていません。
つまり、売れない。
売り込み、説得されて、モノを買いたい人はいない。
欲しければ並んででも買うし、欲しくなければタダでもいらない。
《伝えたいメッセージ、伝えたい想いがあるときは、うまい話し方をするよりも、心を込めて話せばいい》
『感動力の教科書』ディスカヴァー
すべてのコミュニケーションや、人間関係において最も大事なキーワードが「伝わらなければ意味がない」あるいは「伝わらなければ無いのと一緒」だ。
どんなに理屈を並べようと、何時間説得しようとも、相手の心に響かなければ、それは無かったのと同じこと。
そして、偽装(ぎそう)した感情は相手にすぐに伝わってしまう。
それが、「クサイ演技」だとか「心のこもっていない言葉」だ。
現代は、ITやSNSの普及により、またたくまに、「秘密はバレる」、「嘘は露見する」時代となった。
多くの大企業でそれが現在どんどん起こっている。
「どんないい演技も、観客に伝わらなければ意味がない」
うまい話し方より、「心を込めて話をする」を心がけたい。
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押忍!
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