斎藤一人さんの心に響く言葉より…
たいていの仕事ってね、暇より忙しいほうがいいんです。
それでも暇なときは、忙しい波動を出すといいんです。
ただ、忙しそうにすればいいんだよね。
例えば、私が洋服やさんをやっているとするよね。
それで、お店にお客さんが入ってくる。
そのとき、暇だからって「何をお求めですか?」なんて声かけちゃいけないの。
なぜかって言うと、お客さんは「的をかけられた」って感じるから。
そういうときは、よそで服をたたんだり、値札をつけかえたり、何でもいいから忙しそうにしているんです。
そうすると、お客さんはそれぞれ好きなように店内を見て歩く。
で、何か用事があるときは、「すいません」って呼ばれるから、そのきに初めて「はい、何でしょう」って言えばいいの。
「お店が忙しい=いいもの」
お客さんって、だいたいこんなイメージを持っているんです。
だから、お店の人は、いつも忙しそうにしなきゃダメなの。
お客さんを安心させるためなんです。
例えば、おそば屋さんで出前が忙しいとするよね。
そのとき、黙って出前していたら、相手には忙しいってわからないんです。
だから、配達ついでに、さりげなく「いやぁ、出前が忙しくてお待たせしちゃってすいません」ぐらい言うの。
それを言うか言わないかで、天と地ほどお店の印象って違ってくるんです。
忙しいお店だって思えば、お客さんは「ここは人気店なんだな、また注文しよう」ってなるかもしれない。
だけど、暇そうな店だと感じたときは、「次は違う店で注文しよう」と思うかもしれないよね。
それでね、相手に忙しいことが伝わったら、服装なんかもちょっとずつ変えるの。
相手は、ちょっと腕時計が変わっただけで「ここの店長さん、いい時計をしているから、このお店はもうかってるんだな」って気づくものなのです。
お客さんって、意外にいろんなことを見てるものなんです。
『斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み』マキノ出版
斎藤一人さんは、本書の中でこう語る。
『あんまりみすぼらしい服装をしてたら、誰だって「この人と取引して大丈夫だろうか」って思うよね。
要するに、キレイで豊かそうに見せるのは、お客さんのためなんです。
ひいては、それが自分のためにもなるの。
もうかってる感じって、たいせつなんです。
なぜかって言うと、もうからないのは、ろくなことしてないからなの。
正しいことをしていたら、もうかるようになってるの。
だから、お客さんは繁盛している店で買い物したいんだよね』
貧相で、貧乏たらしい感じがする人には、貧乏神がつきやすい。
反対に、福の神がよってくる人は、福相で、余裕があって、もうかってる感じがする。
見た目が9割という言葉があるが、まわりからどう見られているのか、はとても大事。
それが、その人の印象となり、ブランドとなっていくからだ。
もうかっている感じがする人には、景気のいい話が次々と舞い込むが、どうみてももうかっていなさそうな人には辛気臭(しんきくさ)い話しかやってこない。
もうかっている感じがする人でありたい。
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