外食産業のパイオニアが語る人生の法則
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横川 竟(高倉町珈琲会長)
※『致知』2018年10月号【最新号】
※特集「人生の法則」P38
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「すかいらーく」創業者にして、80歳のいまも
新感覚グルメカフェ「高倉町珈琲」を
東京近辺を中心に展開する
横川さん。数々の困難を乗り越えられた先に
掴まれた人生に法則についてずばり伺いました。
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──では、人生を成功に導く上で大切なことは
何だとお考えでしょうか?
それは、裏切らないことじゃないですかね。
商売っていうのは誰かが儲かって誰かが
損をするものではなくて、皆が生きていくために
少しずつ儲かって、なおかつお客様のために
なることをやることだと思うんですよ。
そのためには、まず、一緒に仕事をしている
人たちを裏切らないことじゃないでしょうか。
信頼があれば、何か小さな失敗をしても、
それくらいいいよってことになるでしょう。
許してもらえるんですよ。ところが、信頼がないと、
不信感という小さな穴があき、
そこからあっという間に全部崩壊していく。
会社は外部要因ではなく、内部のことで潰れるからです。
──信頼がすべてであると。
その点、一人の人間の過去全部が物を言うわけで、
僕で言うと80年という歴史の中でどれだけ
信頼を築いてきたかですよ。お金のことについても、
何か仕事を一緒にするにも、あるいは買収するにしても、
あの人ならいいよねっていうのは、
結局はどれだけ信頼があるかにかかっている。
それは口で言うことではなく、
その人がやってきた歴史そのものだと僕は思いますね。
お店にしてもそうです。
今後はこの人がいる店なら部下の人もちゃんとしている、
この店なら何を食べても大丈夫と
思っていただけるという信頼を得られる店が、
選ばれる時代が来ると僕は思いますよ。
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本誌では外食産業の雄「すからーく」の創業から、
今日に至るまでの波乱万丈の歩みを
じっくりと語っていただています。
致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。
押忍!
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