室町時代、能楽を大成させた人、
「世阿弥(ぜあみ)のお話です。
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世阿弥の言葉で、究極の1つといえば、
「稽古は強かれ、情識は無かれ」である。
何しろ、世阿弥自身が、この言葉を後継者への言葉として残しているのだ。
意味は極めて簡単。
稽古も舞台も厳しい態度でつとめて、決して慢心してはならない、である。
「情識」とは、傲慢とか慢心といった意味だ。
確かに、人生のうちで、もうこれでいいと思って自己満足に陥ることがある。
それが慢心となって努力を怠り、謙虚さを失うことになる。
世阿弥は、もうこれでいいのだ、ということを人生のうちで認めなかった。
いつも完成を目指して努力する。
それが世阿弥の人生であった。
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「世阿弥の言葉」
土屋 恵一郎 著
岩波書店より
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少しの成功や、少しの成果で慢心しているようではいけませんね(^^;)
まだまだという心が謙虚にしてくれます♪
世阿弥の言葉で、もう1つ有名な言葉「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」というのもあります。
これは、「秘密の部分があるから花である。秘密の部分が無ければもはや花ではない」
つまり、
秘めている部分があるから魅力的に見えるけど、全てを見せてしまったら、魅力も失ってしまうという事。
自分がどれだけ努力したかを語っている人より、ひょうひょうと努力なんてしてないかのごとく振る舞っている人の方が魅力的ですね♪
社会貢献も、多くの人にアピールするためにするより、こっそりしている人に魅力を感じます。
"秘すれば花なり"
良いことしたら言いたくなっちゃいますが、この気持ちを持って♪
謙虚に、こっそり、良いことと努力を積み重ねて行くことですね(*^_^*)
今日の話が、皆様のお役に立てれば幸いですm(_ _)m
※魂が震える話より
相田公弘様Facebookページよりシェアさせて頂きました。
押忍!
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