プロフィール

2019年2月21日木曜日

わたくしがここに
「一日は一生の縮図である」
というのは、そもそも
如何なる意味においてであろうか。

今それを端的にいうとすれば、
われわれは、自分の一日の
過(すご)し方を考えてみれば
自分の一生が大たい
如何なるものになるかは、
ほぼ予断しうると
いってよいという意味である。

具体的にいうとしたら、
われわれの過している
この一日一日が、
ほぼ自己の予定通りに
過されるとしたら、
われわれの一生も、またおそらくは、
そのようにかなりな程度まで
充実した人生になるといえるであろう。

それに反して、
もしわれわれの日々の生活が、
その計画通りに完了しないで、
翌日に、さらには翌々日に――
というように、順に先へ先へと、
順ぐりに延ばされているとしたら、
その結果はいかがであろうか。


◆『修身教授録』の著者が
 若い世代に向けて説いた人生論
『若き友への人生論』(森信三・著)


致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。

押忍

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